【試験対策】(現行)生活保護法(せいかつほごほう)
「社会福祉士」に関するオススメ本 社会福祉士に興味がある方に読んでもらいたい1冊です。本HPで連載していた事例を紹介しています。施設相談員がメインの事例となっており、介護福祉士と何が違うのか、どんなことをするのかよくわかると思います。小説風に書かれているので読みやすいかと思います。 ・【実務未経験者必見】社会福祉士の仕事ってこんな感じなんです。総集編(1~3巻分) ・【実務未経験者必見】社会福祉士の仕事ってこんな感じなんです。総集編(4~6巻分) 1950年 (現行)生活保護法(せいかつほごほう) ...
【第7回】ボランティアさんのやる気、どう維持させる? ~コーディネートする側の役割~
今回の一件は、ボランティアを派遣する側として、「ボランティアさんのやる気を維持させる」ことについて考えさせられました。仕事ではないボランティア活動、これはご本人の意志によってのみ成立するものです。だからこそ、せっかく他人のために何かしたい、と思ったその方の気持ちや想いを無駄にしてはいけないのです。 今回は総合事業というレールに乗った活動だったため、本来の活動先となる場所がすぐにはないという状況でした。しかし、そのような場合でも受講してくださった方々の意志を尊重する場をなんらかの形で提供しなけ ...
【第6回】ボランティアさんのやる気、どう維持させる? ~支援する側から支援される側へ~
「様子が変わってきたと言いますと?」私がそう聞き返すと、職員からはこのような話が返ってきました。 「物忘れや勘違いがとても多いんです。認知症が少し始まってきているように見受けられます。」 「えっ?そうですか…。」このようなことを想定していなかったわけではありませんでしたが、少々驚きました。そして職員はこのように続けました。 「こちらとしては、他にも利用者として参加している方で認知症の方はいますし、Fさんは運営側スタッフですけれど他の方とトラブルを起こしたりすること ...
【第5回】ボランティアさんのやる気、どう維持させる? ~Fさんの変化~
「もっと困っている人からご依頼があったときには、ご相談をさせていただきます。もしFさんがよろしければ、こちらのサロンのお手伝いもまたお願いできたらと思います。またご案内を出させていただきますので、ご都合がついたときや気持ちが向いたときだけで構いません。ご検討お願いします。」 Fさんにはそのようにお話しし、その日を終えました。私はFさんから最初にお電話をいただいたとき、もしかしてこのまま担い手として活動しようという気持ちを失ってしまうのでは…という不安を感じていました。しかし、活動を終えたFさ ...
【社会福祉士】片山潜 キングスレー館の設立者
社会福祉士の試験において、キングスレー館の設立者として知られる”片山 潜(かたやま せん)”ですが、日本共産党の結成などに関わるなど一般的には労働運動家としての方が有名です。 片山 潜(かたやま せん) 1859年12月26日(安政6年12月3日) - 1933年(昭和8年)11月5日) 日本の労働運動家・社会主義者・社会事業家 久米南条郡羽出木村(現久米南町羽出木)の庄屋に生まれた片山潜は、明治17年に25歳で渡米し、メリーヴィル大学、グリンネル大学、アンドーヴ ...
【第4回】ボランティアさんのやる気、どう維持させる? ~Fさん初めての活動日~
Fさんが初めて活動する日、私もサロンを訪れました。Fさんは受講者の中で最高齢であり、いくらお元気であると言っても実際にどの程度活動できるかは判断が難しいところです。そして今はお元気であっても状態が変化する可能性も多分にあるため、注意してフォローアップしていく必要があると認識していました。 そのサロンは皆で何かをするというよりも、ふらっと来て好きなことをして帰りたくなったら帰る、という気楽な雰囲気の場所でした。数人の女性が集まって手芸をしており、ある男性はお一人でいらしていて何をしようかな…と ...
【社会福祉士】糸賀一雄 日本の障害者福祉の第一人者
糸賀 一雄(いとが かずお) 鳥取市立川町 生まれ 1914年3月29日 - 1968年9月18日 この子らに世の光を 1946(昭和21)年、県職員だった糸賀一雄らは、知的障がい児と戦災浮浪児を保護・教育するための「近江学園」を設立した。終戦直後の混乱期で制度・施策もない中、子どもたちの生命と生活の保障、情緒の安定と教育の提供を行うものとして立ち上げられた。この時代はまだ障害者への偏見が強く、糸賀らの取り組みは先進的であった。 糸賀は知的障害児の教育は「教科書があればできると ...
【第3回】ボランティアさんのやる気、どう維持させる? ~サロンのお手伝い~
地域のサロンというものは、集いの場や広場などとも表現される高齢者の交流の場です。集まってお茶を飲んだりおしゃべりをしたり、何かゲームをするところもあれば体操が日課であったりと様々なものがあります。近所の気の合うもの同士が集まっていれば、それもサロンと呼んで良いかもしれません。 「地域で支える」総合事業が始まってから、このサロンと呼ばれる集まりを増やそうという動きも各地で見られるようです。私の勤める市町村も、やはりそのような場を増やして孤独死や老人の孤立を防ごうと考えていました。 ...
【第2回】 ボランティアさんのやる気、どう維持させる? ~Fさんからのお問い合わせ~
その点については講義の最初にご説明をしていたため、その後実際に活動がなくても受講者の方々から問い合わせを受けることはありませんでした。しかし、全てのカリキュラムを終えてから1ヶ月ほど経った頃、Fさんから一本の電話が入りました。とても興奮している様子でした。 「あのさ、その後一か月音沙汰がないけど、どういうことなの!?今後の予定はどうなってるの?」そう聞かれたため、再度ご説明をしました。 「講義の際にも申し上げたことですが、今現在は担い手となっていただいた方々にすぐご紹介できる活 ...
【第1回】 ボランティアさんのやる気、どう維持させる? ~総合事業スタート~
平成27年の介護保険法改正に伴い、介護予防・日常生活支援総合事業(以下、総合事業)というものが始まりました。これは、今後さらに増加する高齢者を医療や介護の専門職だけでなく、「地域」で一体となって支えていこうと考えるものです。 具体的な取り組み方は各市町村に委ねられています。そのため、自治体によってこの事業をどう展開していくかが異なります。私の現在働いている市町村では、高齢者を支える「担い手」となる方々を養成する講座を平成28年度から年2回開催することとなり、その講座に関する業務全般を私の勤め ...