社会福祉士試験に合格したい!時間を無駄にしたくない方におすすめの学習方法
社会福祉士の受験者の多くは社会人です。そのため仕事と並行して学習をしなければなりません。いかに効率よく時間を使って合格を勝ち取るかということが重要です。この記事の対象者はこれから社会福祉士の試験に向けて学習を始める方です。学習法から勉強して効率的に合格を勝ち取りましょう。
ここでは10月~1月までの4ヶ月で初学者が合格を目指すためのプランです。学習時間は毎日1.5時間の合計180時間です。社会福祉士に合格するために必要な学習時間は300時間と記載されることが多いのですが、それと比べると学習時間は短いですが、合格できるレベルに到達できると思います。
いかに時間のロスを減らすことができるか、効率的に点数に結びつけるかが重要です。
まずは社会福祉士の勉強方法を理解すること
いきなりテキストから読み始めてはダメです。テキストはそこそこボリュームがあって、内容も難しいことが書いてあるため勉強した気にはなりますが、それこそが学習してるつもり病であり、時間の無駄です。もっと効率の良い勉強方法を理解してから、実践に移りましょう。
社会福祉士に合格するためには過去問が必須!
参考書をすみからスミまで読んでいては間違いなく間に合いません!
合格したいならまず手を付けるべきは過去問です。問題の雰囲気や傾向を掴むことができます。6割程度の理解で、問題文と選択肢、そして解説を見てどんどん解いていきます。
おすすめは過去問と答えを並べ、問題を見たらすぐに答えを見て、どの選択肢が正しいのか、間違っているのかを理解することです。できるだけ暗記ではなく、理解しようとすることが大切です。
質より量で詰め込みます。1年分解いたら、また同じ年度分を行います。過去3年分を3周できるまで行います。その時に1週目にしっかりと理解できていると感じた問題は飛ばしても良いです。すでに理解できている問題に時間をかける必要はありません。
過去問題集はどれか一冊あれば十分ですが、長時間学習をするなら文字の割と大き目の社会福祉士国家試験過去問解説集が良いかと思います。クエスチョンバンクも良いですが文字が小さいの中々勉強以外で疲れてしまいます。
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以下、参考書レビューですので利用者の意見を参考に選んでみてください。
社会福祉士に合格するためにノートは必須ではない
過去問周回においてペンやノートは基本的に使いません。問題と答えだけで十分です。はじめは慣れないかもしれませんが、書くことは基本的には時間のロスと考えます。
ノートに写しているということが学習してるつもり病の原因にもなります。過去の受験者の振り返りからも書き写すということが良くなかったと言われることが多くあります。
しかし、必須ではないと言っているように作った方が良い場合もあります。それは過去問を周回していると見えてくるのですが自分の苦手科目です。制度や法律といった部分が苦手な方が多いのですが、周回しても答えが出てこないのは根本的に理解できていないという点にたどり着きます。その場合には、ノートに図解してみてください。文章として書くだけではなく図として理解することをおすすめします。
書いて覚えることは間違っていますが、書いて理解することを目的とするならば必要なことです。あくまでも理解できていないことに限りますが。
また時短法としては、すでに図解で綺麗にまとめたテキストがあるのでそちらを利用するという手です。これだけでは試験に合格することは恐らくできませんが、自身が理解できない制度の仕組みなどを理解するにはとても効率が良いです。金銭的に余裕があれば購入するのも手です。
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日々の繰り返しが社会福祉士合格の鍵
休みの日にまとめて学習すればいいやなんて思ってはいけません。人間は基本的に忘れる生き物で、それは年を重ねるほど顕著になります。この学習方法のコツは繰り返しにあります。
エビングハウスの忘却曲線という時間と記憶の保持率を示したものが有名ですが、人間は1日後には67%忘れるという驚くべき数値が出ています。
先日覚えたことを翌日には67%も忘れるなんてもったいないじゃないですか。それを防止する方法があります。それは復習です。
学習を始める前に前日の学習範囲を高速で復習してください。あまり時間をかける必要はありませんので、先日の記憶を呼び起こしてください。学習した後24時間以内に10分間の復習をすると、記憶率は100%に戻ると言われています。
そのため、まとめてやろうではなく、前日の復習だけでもちょっとだけでも行うことがベストです。
得意な問題や簡単な問題は解かないこと
得意な問題や簡単な問題は解く必要がありません。しかし分かっているという実感が欲しいのでついついその手の問題に時間をかけてしまう人がいるのは事実です。
例えば以下の過去問を見ていいただきたいのです。
Mさん(28歳)は、2年前に離婚し、実家とも絶縁状態となった。また、Mさんは、長期の入院治療が必要となったことから、娘(4歳)を児童養護施設に入所させた。1年後、Mさんは退院し職場に復帰した。その後、実家との関係も改善し、同僚や同世代の近隣住民との付き合いも増えてきた。Mさんは娘を引き取りたいと、数日前、L家庭支援専門相談員に相談に来た。L家庭支援専門相談員は、Mさんを支援するためには、離婚した夫、近隣住民、施設などの社会資源との関係を把握することが必要と考えた。
2 .インターライ方式
3 .エコマップ
4 .ソシオグラム
5 .PIE(Person-in-Environment)
模擬問題集を用いて理解度アップ
過去問を何度も解いていると、問題と選択肢の対応を暗記してしまい学習している実感がなくなってきます。自分と実力把握のために、模擬問題集を用いて理解度アップを目指しましょう。自分がしっかりと理解できているのか、応用的な知識として持っているのかを理解できるはずです。
時間を測り本番さながら解いてみても良いと思います。本番は意外と時間がありません。見たことがない問題も出題されるでしょう。時間に追われながら問題を解くという経験を本番までにしておくと良いでしょう。
模擬問題も3回分あるものを使うと良いと思います。問題を解いてみて間違った問題のみをチェックし、解説を読みます。1科目終わったら間違った問題を再度解答します。その時には、過去問1回目の解答とは違い、なぜこの解答なのかを頭の中で理解できていることが重要です。
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社会福祉士合格のためにはテキストも活用しよう
ここまで過去問ばかり見てきましたが、合格するためにはテキストも活用しましょう。しかし、テキストを一からしっかりと読むことはしません。過去問を解いていて理解できない場合に知識を補うために活用します。様々なテキストがありますので社会福祉士試験対策全般でなくとも苦手な箇所に絞ったテキストを使うことも有効です。
人名で苦労している方はこちらの書籍がコンパクトでおすすめです。すきま時間に読むことで得点アップに繋げます。
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すきま時間も活用しよう
もう繰り返しの大切さは理解してもらえたかと思います。しかし、本を持って場所を確保して学習するのはなかなか気合がいるものです。電車での移動時間や次の予定までのちょっとしたすきま時間を活用した学習方法を紹介します。
過去問ドットコム
おそらく利用されている方も多いはずです。社会福祉士の過去問を第33回(令和2年度)~第27回(平成26年度)まで無料で公開しています。スマホを使いすきま時間で学習するにはぴったりです。解説が少々弱いところがあるので、ここ一本で学習するのは大変ですが、ある程度学習が進んだ方なら繰り返しに丁度良いかと思います。
Majiriki社会福祉士過去問対策
過去問学習を行うことが出来るウェブサイトを公開しました。アプリをインストールする必要なく、WIFI環境などネット環境があればいつでも学習できます。
PC、スマホどちらも対応しておりますので、通勤時間や家事の空き時間などのすきま時間を活用して学習することができます。解説を充実させているのでこちらだけで学習を進めることができます。
一部有料機能を設けておりますが、選択肢の順番をランダムにする、不正解だった問題のみ出題するなどできるため効率よく学習することが出来ます。
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聞いて覚える教材です。車通勤などで時間がある方は、こちらを聞くことで社会福祉士の要点が学習できる内容になっているのでおすすめです。何もしない・できないよりは小さな努力が大切です。