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個別援助の基礎!ケースワークの流れを理解する

time 2020/08/10

個別援助の基礎!ケースワークの流れを理解する

個別援助の基礎!ケースワークの流れを理解する

ケースワークの流れを①インテーク、②アセスメント、③プランニング、④インターベンション、⑤モニタリング、⑥ターミネーションに分け説明します。

 

 

「社会福祉士」に関するオススメ本

【実務未経験者必見】社会福祉士の仕事ってこんな感じなんです。総集編(1~3巻分)

【実務未経験者必見】社会福祉士の仕事ってこんな感じなんです。総集編(4~6巻分)

社会福祉士に興味がある方に読んでもらいたい1冊です。本HPで連載していた事例を紹介しています。施設相談員がメインの事例となっており、介護福祉士と何が違うのか、どんなことをするのかよくわかると思います。小説風に書かれているので読みやすいかと思います。

 

①インテーク

「インテーク」は取り入れる事、受理と訳され、個別援助はインテークによって開始されます。利用者本人や家族、近隣、専門機関等、本人以外から問題を持ち込まれ、援助が開始されます。つまり、この時点で既に問題解決のための信頼関係作りが始まっていると言えます。そのため、直面している問題について積極的な姿勢を示し、どの様に援助すれば良いのか、傾聴することから始めます。

 

社会福祉機関や施設に相談しに来る利用者は、多くの場合2つの不安を抱えています。1つは直面している問題を自分達の力だけで解決出来ない事に対する不安。もう1つは、抱えている問題を相談した事でどの様な受け答えをしてくれるのか、という不安です。

 

誰かの手を借りたい、と相談に来る利用者は不安で一杯であり、そこで援助者は、不安を緩和しながら傾聴するという援助を開始します。この時期が援助者と利用者の信頼関係を築く第一歩となります。逆に言えば、ここで信頼関係が築けないと、その後の援助に大きな支障を来たす可能性があるため、出過ぎず、何でも請け負いし過ぎず、主役はあくまでも利用者の生活の問題解決だという事を忘れずに援助に当たるべきです。

 

この時期は援助の何を進める訳では無く、準備期間です。こちらの立場、提供出来るサービス、利用者の権利等についての説明をし、そして各機関との連絡も忘れてはなりません。

 

②アセスメント

援助を始めるにあたっての事前評価の事です。まずは情報収集から始めます。医師や家族、そして利用者を取り巻く環境からも情報を集めます。情報を収集する前に、利用者から情報を得る事への了解を得ておく事が必要です。これもまた信頼関係確保に繋がります。

関連記事:対人援助に必要なアセスメントについて

 

得た情報をまとめるにはエコマップを作成します。利用可能な資源、家族との関係等一目で分かる様な図式での分析は客観視出来、有効です。

関連記事:マッピング技法(ジェノグラム、エコマップ)について

 

③プランニング

収集した情報を分析し、計画を立てる段階です。目標を立て、そこへ向けた計画が立てられます。計画する際にはクライエント本人の問題であるため、計画の詳細について説明し、同意を得る必要があります。入念に練られたプランであっても計画通りに進まない事もあるため、記録を小まめに取るようにして、再アセスメントをする事もあります。

 

④インターベンション

目標に沿った意図的な働きかけのことです。援助者は提供した援助の効果を常に把握し、必要があれば再アセスメントをします。事例によっては緊急対応・専門的な治療を要する場合、順調に進まない場合があります。それによって対応・考え方は異なりますが、重要なのは利用者の歩調に合わせて援助するということです。環境への働きかけ、ネットワーク構築等、利用者が利用者の力で問題解決可能な様に援助して行く事が望まれます。

 

⑤モニタリング

援助内容の評価、見直しのことです。利用者を中心に、援助者、関係機関で目標が達成出来たか、修正が必要か確認する時期です。見直しをする事で、新たな目標や援助の方向性がはっきりします。

 

⑥ターミネーション

個別援助技術による援助は、利用者が援助の対象となった問題を解決した時点で終結を迎えます。終結の条件として①対象とされた問題が利用者の力によって解決された場合、②問題が解決された事について、援助者と利用者の判断が一致している場合、③今後いくつか解決すべき問題はあるものの、その解決は利用者が自ら対応出来る場合、④その事が援助者と利用者の共通理解となっている場合、が挙げられます。

 

「終結」と言っても、問題が全て解決した訳ではありません。では何の為に「終結」するのかというと、利用者自らの手で(幾つかのサービスを利用しながらでも)問題解決出来ている事を前向きに受け止め、今後自立した生活を営む為にも、意図的に終結を準備する必要があるのである。援助の過程で、利用者の問題対処能力が向上しているので「自信を持って大丈夫」だと伝え、背中を押すのです。しかし、先に述べた様に全ての問題が解決した訳ではないため、残された問題も明らかにし、助言等を行う必要があります。側面的に支援するのであって、あくまでも問題は利用者の生活の中にあります。利用者自らの手で、自らの問題を解決しながら生活出来る様に支援する事が求められています。

 

参考文献

中島恒雄『社会福祉援助技術各論Ⅰ』中央法規 2006年

中島恒雄『社会福祉援助技術各論Ⅱ』中央法規 2006年

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