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【社会福祉士】対人援助に必要なアセスメントについて

time 2020/08/07

【社会福祉士】対人援助に必要なアセスメントについて

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【社会福祉士】対人援助に必要なアセスメントについて

アセスメントとは

アセスメントとは、収集された情報の全体をみて、何を、どのようにとらえるか・評価するかということです。クライエントの問題・課題を捉えなければならいソーシャルワーカーにとって重要な技能と言えるでしょう。

アセスメントの起源はリッチモンド(Richmond,M.R.)の社会診断であるとされており、その後、バートレット(Bartlett,H.M.)の著作によるアセスメントという用語が用いられるようなりました。近年では、エコロジカルモデルやシステムモデルに準拠した統合的アセスメントが主流となっており、ソーシャルワークのアセスメントの特性は統合的で多面的に問題をとらえることであると言われています。アセスメントの対象は、家族、小グループ、組織、地域など広範であるが、実践で多く用いられるのは、個人や家族・小グループです。

 

アセスメントに用いられる技術及び留意点

アセスメント面接において用いられる主要な技術と留意点を示します。

①観察

観察は、面接においてクライエントが非言語的に発しているメッセージを読み解く手段です。面接において観察すべきことは、①行動やしぐさや表情など、クライエントが非言語的に表すメッセージ、②会話の流れ、話の一貫性のなさや前に語ったこととのギャップ、繰り返し述べられていること等、③ある言葉によってクライエントが連想すること、④クライエントがストレスや葛藤を感じるポイント等です。

観察においては、援助者自身の見方や解釈の仕方を常に自覚しておく必要があります。自身の先入観や予見を排除して出来る限り客観的に観察に徹することが出来るように努め、一方的に決めつけないように留意することが求められるからです。

 

②傾聴

傾聴は、面接において最も基本的な姿勢です。面接における傾聴は、意識を集中させ、クライエントの語ることを「聴く」ことです。傾聴の姿勢によって話しやすい雰囲気が作り出され、より多くの情報をクライエントが話すことができるようになります。

傾聴には、クライエントに対してソーシャルワーカーが聞いているということを伝える意味も含まれています。それは会話の中での適切な頷きや相槌によって表されています。加えて、適切な質問も同様の意味を含む手段となります。適切な質問や促しをすることによって「クライエントの話を引き出して聞く」という「能動的傾聴」も必要です。

 

③共感(共感的理解)

共感とは、その状況にあるクライエントの感情を援助者が自分の感情におきかえて理解することです。面接においては、クライエントの感情を丁寧に共感的に理解し、かつ理解しようとしていることをクライエントに伝えることが必要です。援助者が理解している、もしくは理解しようとしていることをクライエントが実感できることで、その後の援助をスムーズにすることができます。

 

④支持

支持とは、援助場面でクライエントを精神的に支えることであり、受容し、承認し、保護し、教育することで寄り添いながら、クライエントの自己決定や自己理解を促すことです。支持を示すには、①クライエントの行ってきたことや問題解決の努力などを肯定的にとらえ、それを示す、②クライエントの健康な面、強さなどを取り上げ、それを評価する、③クライエントは自分自身を否定的にとらえていることが多いが、援助者は出来る限り肯定的にとらえて示す、などがあります。

 

⑤質問

援助者は多くの情報を得るためにクライエントに質問をすることが必要となりますが、適切な質問技法を用いることが求められます。質問が機械的であることや尋問されているかのような印象を与えることは避けなければなりません。クライエントが受容的な雰囲気の中で話が出来るように導く必要があります。

 

質問についてはその質問に答えることで多くのことが語れるような、開かれた質問(オープンクエスチョン)と「はい」、「いいえ」で答えることができる閉ざされた質問(クローズドクエスチョン)があります。両者重要な技法なので使えるようにしましょう。クライエントが開かれた質問に答える場合には感情表現が可能となり、様々な気持ちや考えを示すことができます。閉ざされた質問は、事実の確認やクライエントが開かれた質問に答えるのが難しい場合に用いられます。面接においては、両者を適切に組み合わせて用いることが求められます。

 

引用文献・参考文献

新・社会福祉士養成講座7 相談援助の理論と方法I 第3版


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