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【社会福祉士】量的調査法における4つの尺度水準 社会調査の基礎

量的調査法における4つの尺度水準

尺度とは何か

尺度とは、身長や体重のような数字や性別等の分類といった変数の属性のことであり、量的調査やデータ分析において欠かすことが出来ないものです。

しかし、社会福祉士を目指す方にはあまりなじみがないこともあり、尺度といってもピンとこない方は多いと思います。でも、これは重要なことで、尺度水準によってどのような集計方法を扱って良いのかが変わってきます。

今一度どのような尺度があるのか、どのような特徴を持つのか確認しましょう。

 

「社会福祉士」に関するオススメ本

【実務未経験者必見】社会福祉士の仕事ってこんな感じなんです。総集編

社会福祉士に興味がある方に読んでもらいたい1冊です。本HPで連載していた事例紹介の総集編で11ケースを掲載しています。シリーズの総集編で、総字数7万文字程度で読みごたえがあると思います。施設相談員がメインの事例となっており、介護福祉士と何が違うのか、どんなことをするのかよくわかると思います。

 

尺度はその性質に応じて「名義尺度」、「順序尺度」、「間隔尺度」、「比例尺度」の4つに分類することができます。使用できる統計量から「名義尺度」、「順序尺度」は質的データ、「間隔尺度」、「比例尺度」は量的データと分類することができます。ただし、「間隔尺度」、「比例尺度」については分析手法が似ているため社会科学系の調査では区別しないことも多いのです。

 

データの持つ情報量としては、「名義尺度」、「順序尺度」、「間隔尺度」、「比例尺度」の順に多くなります。

 

名義尺度

名義尺度は、性別や血液型のような名称に数字を割り当てている尺度のことです。男性、女性に順序がないことから分かるように、数量的な扱いをすることはできず、平均値や中央値を求めることに意味はない尺度です。性別やYES・NO回答のように2カテゴリーである場合には2値変数と呼ばれます。利用可能な統計量は度数や最頻値です。

 

順序尺度

順序尺度は、ランキングや大小など順序関係がある尺度です。順序はあるものの間隔には意味がなく、ランキングの1位と2位を足したら3位になるような数的処理を行うことはできません。統計量は、最頻値や中央値を求めることができます。また、順位相関係数や相関分析等も可能です。

 

一般的にアンケートで用いられる「良い」、「まあ良い」、「普通」、「まあ悪い」、「悪い」といった表現はリッカート尺度と呼ばれ順序尺度として扱われます。しかし、一つ一つの回答を合算したデータについては次の間隔尺度として扱うことが可能となります。

 

間隔尺度

間隔尺度は、気温など目盛りが等間隔になっており、その間隔に意味を持つ尺度である。気温は39度から1度上昇すると40度となると言えるが、20度から40度になったからといって2倍暑いとは言えない。また、気温が0度だったとしても気温がないことを示すわけでなく、絶対的原点を持っていないことも特徴である。

 

比例尺度

比例尺度は、身長、体重のように目盛りが等間隔であることに加えて、0を原点とする尺度です。身長であれば、100㎝に対して150㎝は1.5倍大きいと言えることができます。間隔尺度と比例尺度では、最頻値、中央値、平均値、標準偏差、分散等を求めることができます。

 

また、間隔尺度と比例尺度の違いが分かりにくいのですが、比に意味を持つか否かを考えれば判別することが可能です。気温では20度から40度になったとしても2倍暑いとは言えないため間隔尺度であり、身長は100㎝に対して150㎝は1.5倍大きいと言えることができるので比例尺度です。比例尺度では差だけでなく、比の意味を持ちます。

 

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