2022年2月6日(日)に行われた社会福祉士国家資格の試験に関する記事はこちら
60%程度の得点で合格することができます。150点満点ですから、60%は90点です。しかし、実際は合格率の調整のためこの得点は変動します。
関連リンク ・0点科目があると即不合格シビアな社会福祉士試験
実際に近年は84~88点程度(過去には78点の時もありましたが・・・)で推移していましたので、90点取ることができれば社会福祉士の試験は安心合格ラインと言われていました。
しかし、前回の第30回試験ではその90点のラインも大幅に超え、99点が合格ラインとなりました。
関連リンク ・第30回社会福祉士試験の考察
これに衝撃を受けたのは自己採点で90点代を取っていた受験生です。
試験の数日後に正答が公開されるので、大体の受験生は自己採点を行うことでしょう。学生であれば学校への報告もありますので、その点数で一喜一憂するものです。
学生の方や試験を共に受ける人がいる方であれば、「みんな出来が良いな、合格点も上がるかな」と薄々気づきますが、1人で学習をしていた方であれば合格発表まで気づくのは難しかったと思います。
そして3月にはかなり出来が良かった、合格だと思っていたのに、不合格通知が届くわけですから、その衝撃は計り知れません。
しかし、点数を見ると非常に辛いように感じますが、合格率は30.2%と第29回の合格率を5%ほど上回りました。
これは問題自体が簡単だったことが原因です。簡単だから問題が悪いかと言うとそうでもなく、基礎的な内容が問われる良問が多かったと評価されています。
さて、31回はどうなるのか考えてみたいと思います。
国家資格の合格率が大きく変わることはありません。調整をかけて合格率を制御しているからです。
と言っても第25回の社会福祉士試験では18%という合格率を叩き出しましたが。
ただ、29回試験で合格率が大きく上振れしているので、例年通りの合格率を25%程度になるように調整してくるのではないかと思われます。
そのため、問題が難しくなることは想定されます。そして合格点も90点を安全ラインに戻すのではないかと。
つまりは第29回の過去問だけでは太刀打ちできないと思われます。問題と解いて知識をつける必要はありますが、他の年度の過去問も必ず解いておきましょう。