社会福祉士の合格基準はどの程度なのでしょうか?
合格するには以下の条件を満たす必要があります。
- 1 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
- 2 1を満たした者のうち、以下の18科目群すべてにおいて得点があった者。
1については、
問題の総得点は科目免除がなければ、150点ですので、90点以上を採ることができれば、安心でしょう。
しかし、問題の難易度で補正したとありますが、一体どのようなことなのでしょうか?
それは過去の合格基準点のデータを見ればわかります。
第29回 86点
第28回 88点
第27回 88点
第26回 84点
第25回 72点
毎年90点弱で推移していますので、自己採点で6割である90点を下回っていても合格を諦めないでください。
第25回は異常に点数が低くなっています。その年は非常に問題が難しかったんです。
それに加え、2つ選択せよという問題が初めて出題された年でもありました。
1つしか選択してなかったー・・・なんて声を良く聞きました。
そのような年もありますので、問題の難易度によって合格点は変わりますということです。
2については、
意外に厄介です。一つの科目でも0点があれば合計点数が合格基準を上回っていたとしても、不合格となってしまいます。
結構聞く話なんです。合格点には足りていたけれど、〇〇が0点だったとか。
科目合格とかないのがつらいところ、苦しいところ。何としても回避したいです。
しかし、18科目群もあれば、1つや2つや3つ苦手な科目があるものです。
得意な科目を増やすよりも、まずは苦手科目を少なくすることが無得点不合格のリスクを軽減できるでしょう。
そのために地道な努力が必要なんです。しかし、効率よく学習は進めたいので、こちらでは物語のように覚えて定着率を高める方法を推奨します。「人物」と「歴史」と「過去の制度」です。今後も変わることがない、社会福祉の知識を得る土台となる、毎年必ず出題されるという点からもお勧めします。