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施設(サービス付き高齢者向け住宅)相談員の魅力

施設(サービス付き高齢者向け住宅)相談員の魅力

なぜ施設相談に就きましたか?

元々、現場で業務をする介護職員でしたが、相談業務に興味があり、ケアマネージャー資格も勉強していました。

 

現場仕事のみだと、なんとなく視野が狭くなる気がしていたのです。もちろん、身体的なケアを極めたり、ご利用者に幸せを感じていただけるコミュニケーションを勉強したり、現場でできることはたくさんあると思います。ただ私は、施設にご入居される前にもっと様々な職種と関わり、1人のご利用者様とご家族を幸せにしたいという気持ちが強かったです。また、前職でアパレル会社で勤めていたこともあり、接客やいろんな人と話すのも好きでした。

 

そんな中、直属の上司から相談員業務をやってみないかというお誘いを受け、快く承諾しました。

 

施設相談員の魅力は?

ご利用者とご家族の人生に関わることができるのが1番の魅力だと思います。

 

皆様に幸せな生活を送っていただけるよう、こちらは全力を尽くします。物の営業とは違うので、ただ売ればいい、入居させたらあとは知らん顔、ではいけません。責任は大きい仕事だと感じていますが、その分やり甲斐はあります。

 

やることも多く、忙しい時は残業が続く時もありますが、充実感も得られます。施設によって様々な特色もありますので、相談に来られた方が私の施設では幸せに暮らしていけそうにないと考えた場合は、他の施設をご紹介することもありました。もちろん何人もの職員と慎重に話し合います。相談員一人の独断では決めません。ご入居する際には入居金など、多くのお金と人が動くからです。

 

また、入居されるまでには担当者会議を開いて今後のサービス内容を決めるのですが、その際にしっかり事前にご利用者のニーズを聞いて、より良いプランニングができるように心がけています。その方がご入居されてからスムーズに生活が送れるからです。

 

そうやって他職種の人たちとチームで一丸となってケアをしている感覚も魅力の一つです。ある時はご家族からのご要望で、父に美味しいお米を食べさせたいということで、ホームヘルパーの事業所に相談しました。そして、話し合いを重ね、施設の調理場とは別で、高性能な炊飯器でお米を炊き、ホームヘルパーに魚や煮物を調理してもらいました(炊飯器はご家族にご購入していただきました)。

 

すると、食事の摂取量がいまひとつだったご利用者がほぼ全量に近いくらいの食事摂取量になったのです。これにはご家族も大喜びで、私もこの仕事をやっていてよかったと感じたエピソードの一つでした。

 

日々の関わりの積み重ねの中で信頼関係は生まれていきます。私を頼りにしてくださるご家族には私も全力で応えたいと思いますし、日々の努力(介護の勉強でけでなく、言葉使いや文章の書き方、法律の知識等)が一つも無駄にならないことも魅了の仕事です。

 

施設相談員を目指すにはどうしたらいいですか?

もちろん、資格を取る(社会福祉士や社会福祉主事など)ことも大切ですが、私はそれ以前に「人を想う心」が大切だと思います。いくら資格や知識があっても信頼されない仕事振りでは意味がありません。また、ご利用者やご家族のためにできることは沢山ありますので、そのための土台として「人を想う心」が必要とされます。

 

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