試験対策

【みんなの受験記】試験日ギリギリ12月から学習スタートでも間に合う! 社会福祉士

受験者の属性

〇〇大学 4年生

 

学習方法

本格的に勉強をし始めたのは4年の12月でした。それまでは社会福祉士の対策講座に参加したり模試を受けた後に軽く見直しをする程度しか勉強していなかったので、周りと比べるとスタートはかなり出遅れていました。4年になるとゼミの活動が活発になり、卒業論文の執筆もスタートし、就職活動も行わなければならないので、やるべきことがたくさんあります。私の場合はそれらに加えてサークル活動も行っていたため、本当に忙しい毎日でした。「試験が終わるまでサークル活動やアルバイトは禁止」と散々言われましたが、「勉強だけ」「卒論だけ」「就活だけ」のキツキツな毎日は辛いなぁと思ったので、もちろんそれぞれに力は注ぎながら、合間を見て好きなこと(サークル活動)を行い、リフレッシュしていました。ゼミ活動も卒業論文の執筆も就職活動もサークル活動もダラダラとやっていては一向にゴールにはたどり着けません。それぞれに対して「~までに終わらせる」「週~回だけ」など自分の中である程度の目標、目処を立てておいたほうがいいと思います。

 

まず私が取り組んだことは、試験科目(全19科目)を「得意科目」「やや得意(やや苦手)科目」「苦手科目」の3つに分けることです。これは今までに受けた模試の結果や過去問の正答率を考慮するだけでなく、単に自分自身で「得意だな」「好きだな」など主観で感じたままに分類するもので大丈夫だと思います。それぞれ6~7科目ずつくらいになるようによく考えて分けてみてください。

 

次に取り組んだことは、勉強スケジュールを立てることです。まずは「苦手科目克服期間」「やや得意科目を得意にする期間」「得意科目をさらに伸ばす期間」などと大きな枠組みを立て、その上でそれぞれの期間の中での細かい計画を考えました。例えば、「苦手科目は問題を1つの問題を解くのにも時間がかかるし、ポイントを確実に押さえていきたいから1日1科目主義で集中的に勉強しよう」「得意科目はある程度自分の中で知識があったり理解できたりしているから1日2・3科目にして効率良く勉強していこう」などというものです。私は試験日までのカレンダーを準備し、1日ずつできるだけ具体的な計画を立て、決めたことをそのカレンダーに書き込むようにしました。そして1日の終わりに振り返りの時間を設け、目標が達成できたらカレンダーに書いた予定を消して、次の日の予定を確認するようにしました。パッと見てわかるようなスケジュール管理をすると、その日にやるべきことが明確になるのはもちろんのこと、勉強の蓄積も目で見てわかるので「ちょっとした自信」に繋がりました。もちろん、毎日必ずしも予定通りに勉強が進んでいくとは限らないので、何日かごとに予備日(予備時間)を設け、こまめに予定を修正することも必要だと思います。

 

試験勉強にあたっては「苦手科目をいかに克服していくか」と「得意科目をどれだけ自分の強みにするか」が重要だと思います。なので、先に考えた科目分類(得意科目・やや得意科目・苦手科目)を大切にしてください。試験では1科目でも0点があるといけないので、0点だけは免れるように必死に克服してください。得意科目は逆に点数を稼げるチャンス科目なので、自分の武器にしてください。

スケジュールが完成したら、ひたすら過去問をやりこみました。とりあえず3年分の過去問を振り返り、1問ずつ選択肢のどこが違うのかを見極めるようにしました。私は必携を参考書として使用していたので、解説集と必携の該当ページを見比べて正しい知識を蓄えていくようにしました。過去問には参考書に触れられていない分野もたくさん出題されていたので、書かれていないものについては参考書の余白に書き込んでいくようにしました。参考書は自分だけのものなので、自分が使いやすいように工夫しながらオリジナルのものを作成していってください。私の場合は蛍光ペン1色と鉛筆を使用して新しい知識を追加したり、書いてあるものをひたすら覚えたりするようにしました。過去問をやりながら何度も出てくる単語や分野については赤ペンでチェックを入れていきました。参考書は絶対に試験前のお守りになるので、見やすいようによく考えて完成させていってください。私は3年分の過去問を3回は解きました。何度もやると問題すら覚えてしまうようになりますが、覚えてしまうくらいに何度もやり込んでください。参考書もボロボロになるくらいに使い込んでください。

 

その後、模試の復習も行いました。模試は会社によっては癖のある出題がされているものもあるので、全ての問題を確実にする必要はないと思います。過去問を何回もやっていればだいたいの出題範囲は網羅できるし、出題パターンも掴めてくると思います。解説を見てもピンとこないようなものは潔く捨ててしまってもいいと思います。勉強できる時間は限られているので、わからないものにひたすら時間をかけていてはもったいないです。新しい知識を追加していくことはもちろん大切ですが、それまでに蓄えてきた知識をより定着させていくことの方がより重要になると思います。

 

勉強のポイントとして1つ紹介したいことがあります。それは、「視覚的に覚えていくこと」です。私はずらずらと文章で記されていてもなかなか覚えられる自信がありませんでした。なので、表やグラフ、系図などを用いて視覚的に覚えていく手段をとりました。例えば、似たようなもの同士(例:社会福祉法人とNPO法人)を左右に並べてオリジナルの比較表を作成する、行財政計画の策定・変更について一覧表にまとめてみる、地方自治体の専門機関の根拠法と設置についての表をつくる、少子化対策の変遷について簡単な年表を作成する、人物の関連図を作るなどです。参考書や資料を見ながら自分でまとめてみることによって知識になるのはもちろん、いざというときにパッと見てわかるようになるので効果的だと思います。ぜひ実践してみてください。

 

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受験生に向けたメッセージ

最後に、試験が終わるまでは不安でいっぱいだと思いますが、やれるだけのことはやってください。勉強のコツさえ習得してしまえば短期集中でも大丈夫です。自分に合った勉強スタイルを早く見つけ、「合格」という目標に向かってひたむきに進んでいってください。皆さんの健闘を祈っています。頑張ってください。

 

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