第32回社会福祉士国家資格 ついに合格発表!合格基準とその推移
2020年3月13日(金)に令和最初の社会福祉士国家資格の合格発表が行われました。
2月に試験が行われてからドキドキ・ワクワクして待っていたことでしょう。
合格基準が150点中の『60%程度』であるため、合格基準となる点数が毎年異なります。
本サイトでも合格基準となる点数は予測していました。
関連記事:第32回社会福祉士国家資格の合格ライン・ボーダーを予想する
・【実務未経験者必見】社会福祉士の仕事ってこんな感じなんです。総集編
社会福祉士に興味がある方に読んでもらいたい1冊です。本HPで連載していた事例紹介の総集編で11ケースを掲載しています。シリーズの総集編で、総字数7万文字程度で読みごたえがあると思います。施設相談員がメインの事例となっており、介護福祉士と何が違うのか、どんなことをするのかよくわかると思います。
では合格基準はどうだったのか?
総得点150点に対し、得点88点以上の者
外部リンク:第32回社会福祉士国家資格の合格基準及び正答について
ということで、88点が今回の合格基準でした。本サイトでは89点と予想していましたので、概ね一致していました。やはり難易度としては昨年度と同程度かと思われます。
また、受験者や合格率をみてみましょう。
受験者は39,629人であり近年は減少していることがわかります。ついに4万人を切ってしまいましたね。第30回に受験料を第7,540円から1万5,440円へ引き上げたことが原因でしょうか。それだけではないでしょうが、そこまでして取得する必要があるのかと思ってしまう一因になっているのだと思います。
関連記事:社会福祉士の資格におけるメリットは?資格保有者の体験談
合格率は、30%程度を維持するように調整していると思われますが、前年度から0.6ポイント減少して29.3%となりました。
グラフには掲載しておりませんが、第25回は18.8%だったことを考えれば十分高いのかもしれません。
次に合格基準の推移です。
近年は99点、89点、88点と高い得点が求められています。
第25回の72点を見ると、「この回に受験していればなぁ」と思う方もいるかもしれません。
しかし、合格基準は試験の難易度によって調整されていますので、それだけ試験内容が難しかったということです。
この点数にしても合格率は18.8%だったので苦しい試験だったと思います。
一方、近年における試験内容は基礎知識を問う内容が多く、難易度はそれほど高くありません。そのため、合格率を調整するためにどうしても合格基準は高くなります。しっかりとした基礎知識の習得や世間の話題を掴んでおくべきと言えるでしょう。