社会福祉士実習は合計240時間という長期間に及ぶ実習になるため、自分の中のモチベーションを高めつつ、維持していくということが必要不可欠となります。そこで今回は、筆者がおすすめする実習のモチベーションを高める方法について、詳しくご紹介します。
資格取得後に働きたいと思える実習先を選ぶ
実習先を選ぶ際、どのように選んでいますか?
自宅から通いやすく、受け入れが可能である機関や施設の中から選んだという実習生も多いのではないでしょうか。条件だけでなんとなく実習先を選んでしまうと、モチベーションを維持することができず、実習で悩んだ際に「こんなはずではなかった」「やめてしまいたい」と思うことがあるかもしれません。
そこで、実習先を選ぶ際に筆者がおすすめする方法は、『実際に就職したい実習先を選ぶ』ということです。憧れの場所で実習することで実習へのモチベーションを高めることができますし、自分という人間をアピールして就職活動の一環とすることも可能になります。実習期間だけでなく将来へと繋がる大切な時間であると考えることによって、実習へのモチベーションを高めていくことができるでしょう。
実習先リストに掲載されていない場合でも、打診することによって実習生を受け入れることが可能であるケースも多々あるため、養成校等の実習担当教員に一度聞いてみることをおすすめします。
日々の目標は達成しやすいものを設定する
日々の目標が高く設定しすぎて達成が見込めないことにより、モチベーションが低下してしまう実習生も実際に多く見受けられます。自分の欠点や出来なかった部分に向き合うことはもちろん大切ですが、毎日そればかりに向き合っているとモチベーションの維持が難しくなります。
そこで、筆者がおすすめするのが、日々の目標に『スモールステップ』を導入することです。高い目標(実習計画書の目標)の達成に向けて日々細かい目標を設定し、簡単な内容から少しずつ達成していくことにより、モチベーションを高めていくことができます。実習プログラムから実習指導者のねらいを考察しつつ、自分なりに達成しやすそうな目標を立てるようにしましょう。
スモールステップを活用することで自身の成長を感じつつ、自分の長所(ストレングス)も見つけられると良いですね。
オンオフの切り替えをきちんとする
モチベーションを維持するためにも、実習の中休み等休めるときにはしっかりと休むことが大切です。特に実習中は緊張の連続で気を抜くことができず、毎日の実習日誌からくる睡眠不足に加えて、精神的にかなり疲弊することになるかと思います。
実習が始まって間もない頃は、出来なかったことや悩みを休日にまで引きずってしまい、なかなかオンオフの切り替えが難しいかもしれませんが、長期間に及ぶ実習でモチベーションを維持するためにも、休みの日にはしっかりと休むことが必要不可欠です。心も身体もしっかりと休むことによって、翌週からの実習を頑張ろうという気持ちの余裕も生まれ、モチベーションも高まることでしょう。
もし悩みがある場合は実習指導者等に相談するなどし、翌日に持ち越さないようにその日のうちに解決することも大切です。オンオフの切り替えや気持ちの切り替えが難しい場合は、スーパービジョンの時間等に遠慮なく実習指導者へと相談をしてみましょう。
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おわりに
長期間自分と向き合うことになる社会福祉士実習は、実習生にはモチベーションの維持が難しく感じることもあるかと思います。
自分の弱点を目の当たりにし落ち込むこともあるかもしれませんが、誰でも初めはうまくいかないものです。悩みは実習指導者へと吐き出しつつ、休めるときにはしっかりとリフレッシュをし、モチベーションを高めながら長期間の実習を乗り越えていきましょう。
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