放課後デイサービスの指導補佐の魅力
放課後デイサービスとは?
就学している障害を持つ子ども(小学生から高校生)が放課後や夏休みなどに利用する通所サービスです。自律訓練や、集団生活への適応の訓練など様々なサービスを行います。
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なぜ放課後デイサービスの指導補佐に就きましたか?
福祉の仕事の経験はなかったのですが、どんな仕事がしたいのか考えた際に、以前取得したメンタルケア心理士の資格を活かしたいと思いました。カウンセラーを経験を積むために今まではほぼ無料でやっていたのですが、自分が子どもが好きなこともあり放課後等デイサービスで働きたいと思いました。
また近年、発達障害の研究がどんどん進んでいっている中で、発達障害の子ども達には育つ環境がとても重要であり、周りの人の理解や工夫が必要なことを学びました。家庭や学校だけではカバーできない療育を行うことができる放課後等デイサービスには、発達障害の子ども達それぞれの特徴を踏まえ、療育を行う事で子ども達の将来を明るく照らせる可能性があると思ったため選びました。
放課後デイサービスの指導補佐の魅力は?
人間は、みんなそれぞれに性格が違い、また誰にでも個性があります。発達障害の子ども達は、中でもとても個性が強いと言えます。それが、周囲に受け入れられないことも多々あります。
学校で落ち着きがなく、授業中じっとしていられない、集合と言われても皆と一緒に集まれない、そういった子どももいます。また、例えば順番が守れないことで周りの子ども達から責められたり、大人にも怒られることもあります。
一見、厄介な子どもだと思われてしまう場合も少なくありません。周囲とコミュニケーションが上手く取れず、突発的な行動をしているように映ることもあります。しかし、発達障害の子ども達は悪気があってそうしているわけではありません。中々、人と話すことができない子どももいます。
それぞれの個性を理解し、どうしたら周囲と上手くコミュニケーションを取れるのか、どうしたらいいところを伸ばせるのか、なぜルールを守るといいのか、そういった様々な療育をすることで、発達障害の子ども達が生きやすくなる可能性のある仕事だということが、大変魅力を感じるところです。
家庭や学校といった社会の中で、凹凸の顕著な子どもは時にいじめに合ってしまうことや、感情を抑えられずキレてしまうこともあります。また心を閉ざして引きこもってしまうこともあります。周囲が厄介な子どもだと感じる時でも、実は一番傷ついているのは本人であることも少なくはありません。
無理矢理できないことをさせるのではなく、少しずつできることを増やしていくトレーニングができる放課後等デイサービスは、とても意義のある仕事だと思います。
子ども達の元気いっぱいな姿や、澄んだ瞳に、大人がエネルギーを貰える仕事だとも思います。仕事量が多くハードな時も、ストレスになる出来事がある時も、そういったことで乗り越えられる、それもこの仕事の魅力なのではないかと思っています。
放課後デイサービスの指導補佐を目指すにはどうしたらいいですか?
放課後等デイサービスで働くには、国家資格を有している方が良いです。具体的な資格としては、小学校教諭、保育士、精神保健福祉士、社会福祉士、児童指導員などです。子どもの人数に対して一定の国家資格のあるスタッフを配置しなければならないからです。スタッフが多く、パートタイム労働で資格がなくても働ける場所もありますが、まずは資格を取得をするといいです。