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就労継続支援B型の生活支援員の魅力

就労継続支援B型の生活支援員の魅力

生活支援員とは?

生活支援員は、障がいを持った方を対象にしたお仕事です。主に生活の支援(入浴、排せつ、食事の介護等)を担う職種です。また就労移行支援や就労継続支援A・B型の事業所では、健康管理の指導などもあります。

 

世話人と生活支援員の違い

主な違いは仕事内容です。世話人は家事支援や日常生活の相談業務、生活支援員は介護が主な業務となっています。

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なぜ就労継続支援B型の生活支援員に就きましたか?

障がいを持つ方の特性に惹かれたからです。私は短期大学の保育科に在学中、障がい児保育に興味を持ちました。施設実習という科目で、児童養護施設または障がい者施設での実習が必須だったので、私は興味のある障がい者施設を選択しました。

 

2週間という短い実習の中で、障がいを持つ方の不思議な力などをたくさん見ることが出来ました。外へ出て、地面にTシャツを敷いている方がいました。何故?と考えていると、職員の方が○○さんは雨が降る前にこういう行動をする、ということを教えてくれました。数分後には本当に雨が降り出しました。何故雨の降るタイミングが分かるのかは不明ですが、私には分からない事がこの方は分かるんだ、すごい!!と思ったことが胸に残り、もっと障がいを持つ方の不思議な特性を知りたいと思ったので、その仕事に就こうと思いました。

 

就労継続支援B型の生活支援員の魅力は?

1つは、自分の知らないことや大切なことを言葉や行動、表情で教えてくれるところです。

 

障がいの種類や程度にもよって違うのですが、毎日誰かと話す、関わるということが大切です。その中で利用者さんが『〜さんが手伝ってくれた、嬉しいな』、『ありがとう』と自分がされたことに対して自分がどう思ったのかを口に出して伝えているのです。

 

私は普段そう思うこと感じることがあっても、口に出すことはないことに気付きました。嬉しかったことを誰かに伝えることで、その人の良いところを違う誰かが知ることができます。そして、いつでも誰に対しても素直にありがとうと言うことは、当たり前のようでものすごく大事なんだと感じました。

 

私が他の利用者との関わりに悩んでいる時もすぐに気付いて声を掛けてくれました。私が居ないところでも『(私の名前)、心配やな〜大丈夫かな?』と心配してくれていたことを知り、すごく元気付けられました。

 

生活支援員として働いているものの、利用者の方に毎日勇気をもらっていました。

 

正直に言えば、私にとっては本当に全てがこの仕事の魅力です。やはり人間なので誰かに必要とされることは少なからず嬉しいと思います。言葉で伝えてくれる方もいましたが、言葉を発することが難しい方もいます。

 

そのような方へは最初はコミュニケーションをどう取ればいいのか分かりませんでした。毎日相手の顔、表情を見て話しかけると、悲しい顔や笑顔などコミュニケーションとは言葉だけではないことを教えてくれました。

 

利用者さんが出来なかったことを出来るようになることも嬉しいと思い、それに気付くことが出来た自分もまた少し成長できたのかなと、自分自身を認めることができることも魅力だと思います。

 

また、2つ目として私がこの職業についたことをきっかけに、家族や周りの人が、障がいを持つ方に対しての偏見が無くなったことも魅力だと思います。私の母は、職場に障がいを持つ方が買い物しに来た時、私だったらこうするのかを考えて、接客をしたと話していました。

 

関われば関わるほど魅力があるこの仕事が何よりも魅力です。

 

 

就労継続支援B型の生活支援員を目指すにはどうしたらいいですか?

必要な資格はありませんので、この仕事に就きたい気持ちがあれば十分かと思います。しかし、持っていれば、優遇される資格や研修などはあります。社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、介護職員実務者研修、介護職員初任者研修、送迎がある職場だと普通自動車運転免許です。

 

 

 

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