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ソーシャルワーク実践の根拠となるソーシャルワークの価値を考える

time 2020/07/28

ソーシャルワーク実践の根拠となるソーシャルワークの価値を考える

ソーシャルワークにおける価値とは何か?

価値、理念、原則はソーシャルワークを学ぶ上で何度も登場するキーワードである。それらは言葉は違うが、大切にすべきものや、行動の指標として示されるものであること、そして人々の判断に影響を与える点で共通している。そのため、いっそのことこれらを同意義語として考える。そして価値の意味については、特定の集団で共有する良い性質のこととする。もうこれが答えな気もするが。

 

「社会福祉士」に関するオススメ本

【実務未経験者必見】社会福祉士の仕事ってこんな感じなんです。総集編(1~3巻分)

【実務未経験者必見】社会福祉士の仕事ってこんな感じなんです。総集編(4~6巻分)

社会福祉士に興味がある方に読んでもらいたい1冊です。本HPで連載していた事例を紹介しています。施設相談員がメインの事例となっており、介護福祉士と何が違うのか、どんなことをするのかよくわかると思います。小説風に書かれているので読みやすいかと思います。

 

ソーシャルワークにおける価値は、対象者の選定、対象者の支援の方向性、ソーシャルワーカーの時間の費やし方、社会資源の分配の仕方、クライエントを支援するアプローチや方法の選択といったソーシャルワークの実践全般に影響を与えるものであるため非常に重要な物であることは間違いない。

 

では、その価値とは具体的に何かを国際ソーシャルワーカー連盟のソーシャルワークの定義における原理を元に考えたい。原理も価値と見做して考える。

 

ソーシャルワークの定義における原理
国際ソーシャルワーカー連盟のソーシャルワークの定義(2000)では、「(略)人権と社会正義の原理は、ソーシャルワークの拠り所とする基盤である。」とあるように、人権尊重と社会正義がソーシャルワークの原理として掲げられている。では、価値=原理は人権尊重や社会正義で構成されているわけだが、この人権尊重や社会正義ってなんだろうか。

 

人権尊重とは
人権とは、人間が人間として生まれながらに持っている権利のことである。自由に剥奪されたり、制限されることはない。 日本国憲法によれば、権利の乱用や公共の福祉に反しない限りは十分に尊重されなければならないとされている。そして、人権は人種、性、社会的身分などに関係なく、すべての人が当然に享受できる権利であるとされている。

日本社会福祉士会の倫理綱領では、「価値と原則」のI(人間の尊厳)において「社会福祉士は、すべての人間を、出自、人種、性別、年齢、身体精神的状況、宗教的文化的背景、社会的地位、経済状況の違いにかかわらず、かけがえのない存在として尊重する」としている。

 

社会正義とは
社会正義の言葉の意味は、手元の辞書では「社会生活を行う上で必要な正しい道理」と記されている。
日本社会福祉士会の倫理綱領では、「価値と原則」II(社会正義)で「差別、貧困、抑圧、排除、暴力、環境破壊などのない、自由、平等、共生に基づく社会正義の実現を目指す」とされている。

なるほど。社会正義は差別、貧困、抑圧、排除、暴力、環境破壊などのない、自由、平等、共生あってこそなのか。

 

つまり価値とは

すべての人間を、出自、人種、性別、年齢、身体精神的状況、宗教的文化的背景、社会的地位、経済状況の違いにかかわらず、かけがえのない存在として尊重することや

差別、貧困、抑圧、排除、暴力、環境破壊などのない、自由、平等、共生のことと考えることができるのではないだろうか。

 

少々乱暴な気もするが、価値とは何かと聞かれた時に答えられないよりはましではないだろうか。

 

参考文献:

・公益社団法人日本社会福祉士会の倫理綱領
・国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)のソーシャルワークの定義
・大辞林第三版より「社会正義」
・新社会福祉士養成講座 6 相談援助の基盤と専門職 中央法規出版

 

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