特養から自宅復帰を果たしたKさんとそのご主人

福祉事例連載

【第7回】特養から自宅復帰を果たしたKさんとそのご主人 ~大きな決断、そして念願の帰宅~

ご主人の話は衝撃的な内容でした。特養は「終の棲家」と呼ばれるように、最期まで穏やかに過ごすことのできる場所です。退所されるケースというのは、ほとんどが「死亡」か「入院」です。さらに、どこの特養でも数百人単位の方々が入所を待っています。そのためせっかく入所できたのであれば余程のことがない限り退所など考えないのが一般的でした。
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【第6回】 特養から自宅復帰を果たしたKさんとそのご主人 ~少女のような笑顔~

それからさらに半年が過ぎました。ご主人は一週間に1度は面会に来てKさんとの時間を大切にしているように見えました。ケンカをしている様子を見ることもしばしばありましたが、Kさんの状態もやっと少しずつ落ち着いてきたように思えた頃でした。
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【第5回】特養から自宅復帰を果たしたKさんとそのご主人 ~本人と家族、それぞれにとって一番良い答えとは~

施設側からは、特養という施設の性質上最期までここで生活していただくこと自体にはなんの問題もないが、現在のKさんのような状態では特養での生活を続けていくことは難しいのではないかという話をしました。
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【第4回】特養から自宅復帰を果たしたKさんとそのご主人 ~Kさんの願い~

いつまで経っても、時間が解決してくれることはありませんでした。Kさんに了承を得ずに入所させたことでご主人との関係はさらに悪くなり、面会に来る度にケンカをしていました。
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【第3回】 特養から自宅復帰を果たしたKさんとそのご主人 ~本当は~

Kさんはご主人に対して日常的に疑いの言葉や嫉妬心をぶつけ、ご主人はほとほと参っているという状況のなか、Kさんが車椅子生活になってしまいご主人が自宅でトイレなどの介助をするようになりました。
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【第2回】特養から自宅復帰を果たしたKさんとそのご主人 ~日に日に不穏に~

「ねぇ、私が帰る日はいつなの?予定があるでしょ、見せてよ。」Kさんはこう言って毎日のように職員に詰め寄るようになりました。あまり良いこととは言えませんが、認知症の方であればこのような質問はいくらでもごまかすことができてしまいます。翌日になればこちらの答えたことは忘れてしまう人も多いからです。
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【小説風事例紹介】特養から自宅復帰を果たしたKさんとそのご主人

Kさんは私の担当するユニットに新しく入所してくることになった77歳の女性でした。事前情報では、とても穏やかで認知機能の衰えもほとんどなく言葉によるコミュニケーションに問題はないということでした。
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