ショートステイ

福祉事例連載

【第6回】糖尿病のSさんと、好きなものを食べてほしい家族 ~決めるのは病院や施設ではない~

看護師が優しい口調で説明しました。「気休めを言っても仕方ないので、医療の観点から率直にお話させていただきますと、チョコレートやクッキーなどはカロリーの高いものです。たとえごく少量だとしてもそれが日常的に積み重なれば、やはり影響がないとは到底言えません。現在でもSさんの糖尿病はかなり重度の方です。命に関わると言わざるを得ません。その上でご家族としての接し方や今後のことを考えていただければと思っております。」
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【第5回】糖尿病のSさんと、好きなものを食べてほしい家族 ~二度目のカンファレンス~

数日後、奥様と長女様をお呼びして再度カンファレンスを行うことになりました。「先日も長女様にはお話しさせていただいたことではありますが、現在Sさんは血糖コントロールのため、食事制限をしています。はっきり申し上げて、状態はあまり良くありません。今後も引き続きカロリー制限が必要となってきます。」
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【第4回】糖尿病のSさんと、好きなものを食べてほしい家族 ~この症状は何か?~

看護師の言うことは、もちろんよくわかりました。医療職の人間であれば確かに見過ごすことはできないのかもしれません。しかし、私は介護上がりの人間です。介護は「生活」を支えることです。
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【第3回】糖尿病のSさんと、好きなものを食べてほしい家族 ~カンファレンス~

カンファレンスには、私と看護師、介護士、そして長女様が出席しました。まず、相談員である私から、奥様がSさんに日常的にお菓子をあげているようだということをご報告しました。
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【第2回】糖尿病のSさんと、好きなものを食べてほしい家族 ~血糖コントロールがうまくいっていない~

奥様に話をしなければならないなと思いつつ、少し様子を見ることにしました。これが日常的に続くようであればきちんとお話する場を設けようと思いました。
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【第1回】糖尿病のSさんと、好きなものを食べてほしい家族 ~ロングステイのSさん~

これは、私がショートステイ相談員として働いていた頃の話です。Sさんという利用者さんがいました。糖尿病を患う79歳の男性で、月に1度も家に帰ることはなく、事実上施設入所されている状態のロング利用者でした。
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