施設(養護老人ホーム)支援相談員の魅力
養護老人ホームとは?
生活環境や経済的に困窮した高齢者を養護し、社会復帰させる施設
なぜ施設(養護老人ホーム)支援相談員に就きましたか?
私は高校卒業後、介護福祉士になりたいと考えて地元の介護福祉士を養成する専門学校に入学しました。専門学校を卒業後は、地元の介護老人保健施設の介護職をしていました。
介護職として働く中で、利用者の支援をしていくなかで、利用者とその家族の生活を支えるような支援を行いたいと考え、通信制の大学に社会福祉士を目指して入学しました。社会福祉士の国家試験には、無事に一発合格することができました。
縁があって、大学での社会福祉援助技術現場実習で実習をさせていただいた養護老人ホームで、介護職員として働かせていただけることになりました。
その後、養護老人ホームの園長から支援相談員として働いてほしいということで、現職で勤務することになりました。
施設(養護老人ホーム)支援相談員の魅力は?
支援相談員の仕事は、簡単に言うと利用者とその家族の双方にとって幸せな生活となるようにサポートしていくことです。
特に、私が勤務する養護老人ホームでは、経済面で生活保護を受けているなどと経済的な余裕がないこと、65歳以上の高齢者であること、身体的な介護を必要でないことなどが入所要件となります。
ただし、実際には心身が虚弱で日常生活に軽い介護が必要な方もいらっしゃいます。また、入所されている方は、家族との関係に問題があったり、身元引受人がいないなどのさまざまな事情を抱えている方がいらっしゃいます。
このような方たちの、日常生活全般の支援を行うことが私たち支援相談員の主な仕事です。
さて、支援相談員としての仕事のやりがいですが、一言でいうと利用者の笑顔のためです。
先ほども書きましたが養護老人ホームに入所されている方は、一人ひとりの入所者がさまざまな事情を抱えています。そのことによって、一人暮らしでは日常生活の中で普通の生活ができないために、入所してサポートを受けなければいけない状況であったりします。
私たち支援相談員が、そのような利用者の生活をサポートして日常生活のごく日常を一緒に作り上げていくことで、利用者が笑顔を見せてくれたときには達成感と、充実感、幸せな気持ちに溢れます。
私たち支援相談員が、利用者のごく日常の普通の生活をできるようにサポートしていくためには、社会福祉に関する法律や制度、地方自治体独自の条例や制度、社会資源、社会福祉援助技術について、しっかり勉強して知識を身につけていく必要があります。
そのように、利用者が自分らしい幸せな生活を自分の力で作ろうという様子が見られた時に、これまで社会福祉に関する知識や技術、大学での大変だった社会福祉援助技術現場実習を苦労して乗り越えてきたかいがあったと強く感じます。
もちろん、いつも自分が考えるようにすべてがうまくいくわけではありません。社会福祉は、医療と違って目に見えて結果がすぐに出るわけではありません。場合によっては、結果が出るまでに5年以上かかる場合もあります。もちろん、結果が出ない場合もあります。
だからこそ、利用者が自分の考えるような幸せな生活ができるようになった、そこに少しでも近づいたとき、利用者の笑顔を見ることができた時に大きなやりがいを感じることができるのです。
それが、専門職としての支援相談員の大きな魅力であると考えます。
施設(養護老人ホーム)支援相談員を目指すにはどうしたらいいですか?
支援相談員になるためには、お金がかかるけれど一番適切な方法は、社会福祉系の大学で学び、社会福祉主事の資格を取得して卒業することです。
その他には、社会福祉士国家試験取得の養成講座を受講する方法もあります。ただし、どちらの方法も入学要件や受講要件があるので、そちらを必ず確認するようにしてください。
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介護職と記載されているが、福祉全般と考えた方が良い。