この参考書の特徴
イギリス、国内の社会福祉の歴史をまとめた一冊です。なぜ制度が出来上がったのか歴史を追いつつ解説しているため、スッキリ頭に入ります。
ここがイイネ
社会福祉士の試験では〇〇年~~法が制定された。その内容は△△であったといった問題が出題されることがあります。
制度をまとめた年表などを作る方がいらっしゃると思いますが、それはとても覚えにくいと思います。
なぜなら、歴史と関連付けていないからであり、単品で1874年は恤救規則、1929年は救護法だなと覚えようとすると効率が悪いです。
歴史というストーリーと関連付けることによってストーリー上のイベントの様に覚えることができます。
例えば、恤救規則が出てきた背景としては、幕府から明治政府への変わり目であり、中央集権を強固にする意味もあって制度として制定されましたが、
恤救規則自体がイマイチで救貧の意味をなさないため、救護法の制定につながった。
ということは簡単に出てくるようなります。
社会福祉士試験を合格ラインに乗せるためには細かいところは覚える必要はありません。
なんで出来たのか、どのような制度だったのかが分かれば対処が可能です。
それらが実現できる書籍だと思います。
あと、コラムが意外と面白い。
ここがイマイチ
先ほど述べた通り、社会福祉士の試験のためには問題ないレベルで記載がされています。
しかし、もう少し制度内容はどうなのか、その時代にどう受け止めれられたのかといった所を求めると物足りない感じは否めません。
この参考書をオススメの方
・長期的な学習を予定している方
・歴史が好きな方
・制度の年代に弱い方
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