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放課後デイサービスの児童指導員の魅力

放課後デイサービスの児童指導員の魅力

なぜ放課後デイサービスの児童指導員に就きましたか?

小学生の頃出会った、保健室の先生に憧れて、高校卒業後教員養成の4年大学に進学しました。そして小学校、中高の音楽教員の免許を取得しました。その後、大学院卒業前に教員採用試験を受けると同時に就職活動もしており、たまたま母親が見つけた職員募集の広告で「放課後等デイサービス事業」について初めて知り、興味を持ちました。

 

実際に仕事に就く前に見学・体験させていただいた際、一人ひとりとじっくり向き合い、障害をもつ子どもたちへの生活指導や支援、生涯を通しての余暇の充実等に関わるこの仕事は、自分のやりたいことであると感じ、大学院卒業後、教員採用試験に合格していたため、数年小学校教員を勤めた後、やはり放課後等デイサービスの仕事に就きたいと思い、この仕事に就きました。

 

放課後デイサービスの児童指導員の魅力は?

事業所によっても、年によっても、様々な子どもたちと関わることができます。人によって性格が様々なように、障害も様々です。

 

障害と呼ばれてしまいますが、例えば、目につくものをすぐに触りに行きたくなり、集中することが難しい子がいますが、パズルを裏向きでもやることができる等記憶力に優れている良い面があるといったように、不得意な部分が周りから見ると突出して目立って見えてしまうだけなのです。
健常の子どもたちとはスピードがだいぶ違いますが、日々数時間の放課後等デイサービスの時間でも、年を重ねるごとに少しづつ成長する姿を見ることができ、その成長にやりがいを感じます。

 

ただただ、生活指導をする、手助けをするといった仕事ではなく、子ども達が将来生きていく上で必要なことを一緒に考えたり学んだりしていく場を作っていくことが、この仕事の難しいところであり、やりがいを感じるところでもあると思います。

 

具体的仕事内容から、この仕事の魅力を述べたいと思います。

 

私は、児童指導員として放課後等デイサービス事業に関わっています。週に2日、その日の活動日程を考え、スケジュールを作成しています。子どもたちそれぞれの特性を考え、個人の時間、集団の時間を設け集団の時間ではどのような内容を行うか考えます。

 

先にも述べたように子どもの障害は様々で、また、特別支援学校の子もいれば、小学校の特別支援学級の子もいたりと、学校も様々です。全員に焦点を当てた活動を組むこともありますが、時には個別に焦点を当てて活動をつくることもあります。

 

例えば、食に興味が薄く、嫌いな食べ物が多い子に焦点をあてて、おやつ作り活動を仕組むなどです。出来上がった食べ物ではなく、食材から作る過程を一緒に体験することで、食べれるようになったものもたくさんあります。

 

また、周りで動くものすべてに興味をもってしまい、すぐにさわりに行く等、集中が難しい子に焦点をあてて、こまづくりの工作活動を仕組むこともありました。画用紙で作ったこまにペンで模様を描き、できたこまを回して遊ぶと、熱中してコマ回しを楽しみます。

 

このように、苦手を一緒に克服したり、苦手を良い面にとらえて活動を考える作業は、とても大変ですし、失敗することもありますが、失敗も一緒に経験することで成長できますし、これらの活動を通して個別の目標を少しずつ乗り越えて成長する姿に貢献できることはとてもやりがいがあります。

 

放課後デイサービスの児童指導員を目指すにはどうしたらいいですか?

以前までは、資格がなくてもできる仕事ではありましたが、正職員になるには、やはり「保育士」「教員免許」「社会福祉士」「看護師」等の資格を1つでも持っていることが必要になると思います。

 

資格以外でしたら、やはり実際に障害をもつ人と関わる機会を増やしておくことがよいと思います。理想と現実のギャップがかなりある仕事だと思いますので、ボランティアで関わる等の経験があると、実際に仕事に就いた際に役立つと思います。

 

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