この参考書の特徴
大河内一男、孝橋正一、中村優一、一番ケ瀬康子、古川孝順など社会福祉士試験においても頻出する先生方の論文を収めた一冊です。
ここがイイネ
「社会福祉とは何か」と考える機会は、試験勉強という意味では少ないと思います。
同じく〇〇理論と呼ばれる中身を学習することも少ないと思います。
その両方を充足する一冊です。
先生方の論文がそのまま載っていますので、どのような時代背景があって、どのような思いを持って社会福祉を考えていたのかわかるようになっています。
この一冊を読むことができれば、社会福祉の理論に関する理解は試験対策の域をはるかに凌駕します(全範囲を網羅できるわけではありませんが・・・)。
試験勉強を一歩深く踏み込んだ学習を可能にします。
ここがイマイチ
私自身は非常にオススメしたい一冊ですが、試験勉強用にしては内容が難しいのが事実です。
読み進めるのに苦労する方も多いと思います。
この参考書をオススメの方
・社会福祉士として深みを持ちたい方
試験攻略という意味ではなく、社会福祉士としてのキャリアのために、社会福祉を理解するために、読んでもらいたいと思います。
・試験勉強に余裕のある方
試験勉強に余裕があれば、図書館などで息抜き程度に読んでみるのも良いと思います。
リーディングス日本の社会福祉(第1巻) 社会福祉とはなにか [ 岩田正美 ] 価格:4,104円 |