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移動介護従事者(ガイドヘルパー)の魅力

移動介護従事者(ガイドヘルパー)の魅力

移動介護従事者(ガイドヘルパー)とは?

移動介護従事者(ガイドヘルパー)は障がいを持つ方で外出が1人で困難な方を対象に、通院や買い物などの外出時の支援を行います。

 

移動介護従事者(ガイドヘルパー)養成研修は都道府県もしくは都道府県の指定する機関で受講することが出来ます。

※ガイドヘルパーは必須ではありませんが優遇されることが多くあります。

 

なぜ移動介護従事者(ガイドヘルパー)に就きましたか?

身内に、支援が必要な者がおり、私も何かお役に立てればという思いが芽生え、障がい者支援のボランティアを始めるようになりました。そのご縁がきっかけで、ガイドヘルパーという職業を知りました。

 

ガイドヘルパーは、通院や余暇の移動を支援する仕事です。介護系の入門資格である「介護初任者研修」とは違い、数日の講習を受ければ取得できる民間の資格です。

 

子育てで、なかなかまとまった日程と、費用を捻出することが厳しい現状で、すぐお仕事を開始してお金を稼げることが、とても魅力的でしたし、資格取得支援制度で費用を負担していただけたことが何より助かりました。

 

また、登録制の求人が多くシフトの自由度がかなり高い印象です。何かと時間の制限が多い子育て中の主婦がすきま時間を利用して働くにはとても良い環境です。

移動介護従事者(ガイドヘルパー)の魅力は?

ご依頼者によっては、車いすで食事や排せつの介助をする場合がありますが、私は身辺自立をしている年齢が若い、自閉症の方と外出をすることが多いです。

 

マンツーマンで、レジャー施設や映画、買い物等のお出かけに同行します。遠出をすることも多く、健常者中心にできている街や交通機関を使用し、移動することはリスクもあり緊張も多いです。

 

また、事前の予定が突然変更になったり、障がいゆえの困りごとやトラブルもありますが、移動先や移動方法は、ヘルパーにゆだねられることも多く、自由度があるので、利用者の方やその親御さんと話し合いながら決めていくことの楽しさがあります。

 

夏や冬は、体調に考慮が必要な方が多いので、映画を見たり、レジャー施設に行くことが増えるのですが、利用者の方にご負担いただきながら新作映画を見たり、遊園地の乗り物に乗ったり、水族館に行くことは、普段は出不精で運動不足の私にとっては、とても有難く、この仕事をやっていてご褒美をいただいているなと感じる瞬間です。

 

また、比較的軽度の方との外出は、ガールズトークをしたり、ウィンドウショッピングをして楽しく時間を過ごしながら、金銭管理やコミュニケーションを学んでいただくこともあります。

 

継続してかかわっていく中で、徐々に打ち解けあい、少しずつでも成長していく姿がみられる瞬間は感動します。障がいがある無しにかかわらず、人間同士の関わりですので、相性があります。その中で、「今日は楽しかった」とか、「あなたが担当でよかった」「またお願いします」とお言葉をいただけるとやりがいを感じます。特に当事者ご本人の笑顔が見られると、最高に嬉しく、私にとってはこの仕事の魅力です。

 

この職業への入り口は、広く、誰にでもできると思われがちですが、中途半端な気持ちでできる仕事ではありません。相手は人間です。接客業だと思い、お互いを尊重する気持ちを忘れずにいれば、やりがいのある仕事だと思います。

 

移動介護従事者(ガイドヘルパー)を目指すにはどうしたらいいですか?

ガイドヘルパーには必須資格はありませんが介護初任者研修やガイドヘルパーを必須要件もしくは優遇要件にしていることはあります。もし資格を取得する場合には、資格の種類によってできる仕事の範囲が異なるので、自分の適性を考えて取得することをお勧めします。私のように、ボランティアから初めて、自分に適性があるか見極めることもできます。

 

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