キャリア

【やりがい】人と一緒に成長できる仕事 ふくしの声

職種:担当業務

社会福祉士:相談業務

業務内容

大学を卒業と同時に社会福祉士を取得し、クライアントの就労を支援する相談業務に従事していました。就労を支援するといっても、仕事探しを手伝うだけではありません。仕事を続けていけるように、生活リズムを整えるよう促すこともありました。また、面談を通じて、クライアントの得意な仕事を見つけていくことも必要です。クライアントの自信を引き出し、就労をしたいと思えるように促すこと。クライアントの適性に合った仕事を探すこと。仕事が続くようにアドバイスすることが私の仕事でした。

 

やりがいを感じる時・やりがいを感じること

多くのクライアントは、仕事を失くした状態で私と面談します。仕事を失ったクライアントの表情は、とても暗く、自信を持てず生活リズムの崩れている人が多かったです。面談では今までの職歴について話をしますが、挫折をした経験や仕事をしていて楽しかったことなどいろんな話をしてもらいます。人に話すことで、過去を見つめるというのも大切な作業です。どんなに親身に話を聞いても、クライアントが仕事に就くまでにかなり時間が必要なこともあります。仕事を見つける近道は、クライアントが「働きたい」と自ら思うことです。やる気や自信が戻ったクライアントは、私の助けなど必要としなくても仕事を見つけることができます。面談をくり返しクライアントの仕事が決まると、自分のことのように嬉しいです。仕事が決まったクライアントの表情が、みるみる変わるからです。そういった変化を近くで見て、応援できるのがこの仕事のやりがいです。私は職歴について人に話を聞いてもらったことがありません。ほとんどの人が職歴について他人に話をした経験を持たないと思います。人からプライベートな話を聞き出すわけですから、とても神経の使う仕事です。ですが、人とここまで寄り添える仕事はないと言えます。クライアントの話を聞いていると、働くとは何かについてよく考えることがあります。それについてはまだ結論は出ていませんが、やりがいのある仕事は人の人生を豊かにするようです。たくさんの人の人生を通じて、自分の人生についてもしっかりと考えることが出来ます。人と一緒に成長できるのがこの仕事の楽しさでもあります。

 

現在の職種、業務の魅力

現在は、結婚して福祉の仕事はしていません。ですが、人の話をしっかりと聞いて人と関わる仕事をした経験は、どの仕事に就いても生かされます。国家試験を取得したことで、パートの面接がスムーズに進むこともありました。しっかりと学習し、結果を残すことが出来る人物だと評価されるからです。福祉の仕事にこだわる必要はないと思いますが、一度真剣に取り組んだ経験は履歴書にも残ります。福祉は人生においてかかわりの深い問題です。学んでいて損はないと思います。

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