2020/08/07

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第31回介護福祉士国家資格の合格ラインを予想する
1月27日(日)に介護福祉士国家資格の試験が行われました。受験者数は9万4,610人(速報値)で前年度により約2,000人増加しました。正式な合格発表は3月27日ですので試験問題を踏まえて予想したいと思います。
試験問題はどうだった?
第31回試験問題は、受験者から「介護に関係のない問題に戸惑った」といった感想が多数寄せられています。
では、どんな点が難しかったかというと、フランクル価値の説明、防虫剤の中身、防災標識の名前等の介護分野とは関わりがあまりない問題が出てきたことが原因のようです。
特にフランクル問題は2問目ですので、ここで心を折られた方もいたのではないでしょうか。
しかし、受験者の自己採点の結果を見ると、実際に難しかったのかというと、そこまでではないという内容でした。一部難しい内容はありましたが、例年通りの難易度と言えるでしょう。
過去の合格ラインは?
第30回は125点中77点以上が合格となっていました。
29回、30回は合格率が高くなっています。これは受験者数が減少したため、ある程度の人数の確保が必要だと判断し合格率を上げたのではないかと思われます。受験者が減ったからといって介護職ニーズが減ったわけではありませんので、将来的な介護職不足に備えて介護福祉士も確保しておきたいのではないかと思います。
第31回も受験者数が増えたといっても微増で、10万人は切っていますので、70%程度の合格率は確保してくると思います。
受験者の増加はボーダー上げ要因、問題の難化はボーダー下げ要因となるので、そのバランスを考えれば、ボーダーを上げるには受験者の増加数が少なすぎる、奇問が出題された分昨年度よりも難化する。つまりはボーダーは減少し、75点程度かと予想します。
第31回介護福祉士国家資格の合格発表はいつ?
平成 31年 3月 27日(水)
第31回介護福祉士国家試験(3月27日午後2時発表):社会福祉振興・試験センター