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【現場の不満】モンスタークレーマー 娘は母の事だけを信じる

time 2020/03/04

【現場の不満】モンスタークレーマー 娘は母の事だけを信じる

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【現場の不満】モンスタークレーマー 娘は母の事だけを信じる

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勤務先:有料老人ホーム

 

親が子を想い、子が親を想える関係は理想的でありとても素晴らしい事である。しかし、時には想いが強くなりすぎて、現実が見えなくなってしまうこともある。それは、見えないと言うよりは、むしろ見たくないのかもしれない。

 

入所系の施設に勤務していると、地域の施設を転々と移動されている方に遭遇することがある。本人様の状態が変化して、それに合わせて対応できる施設に移動しているというのであれば、それは仕方がないことである。しかし、大抵の場合転々と移動されている方は、本人様が認知症などで対応が難しい場合、そして家族がモンスターの場合である事が多い。

 

モンスターペアレントという言葉が近年広がっているが、これは親が学校教員に対して理不尽な要求、クレーム等を行う時に用いられる。このモンスターの部分が派生して、学校以外でも理不尽で身勝手な要求をする人の事を俗にモンスタークレーマーと呼ぶ事があるのだ。介護の世界でも、このモンスタークレーマーは多く存在している。

 

私が遭遇したモンスターのとしては、脳卒中後遺症で麻痺があり車椅子を利用している認知症の母とその娘様がいた。2人が初めて来初された時は、娘様は誰にでもにこやかに接していたが、お母様に対して過保護すぎる面が見られていた。こういう方はかなり注意が必要である。

 

娘様にお母様の話を聞くと「母は、認知症はなくしっかりしている」、「母は車椅子だから動けない」、「母は自分でほとんどの事はできる」、「母は心配性だから同じことを確認する」など色々と話されたが、矛盾点が多く実際の状況がつかめない。

 

何より、最初は認知症と麻痺と車椅子で家の生活が難しいと言う相談だったはずが、認知症は心配性という言葉にすり替えられていた。今後、お母様の状況を説明するときはかなり慎重にする必要があると感じた瞬間であった。

 

1か月ほどが経ち、様々な娘様の要求にも出来る限り応え、お母様は老人ホームでの生活に少し慣れてきていた。しかし、認知症はやはりあり、物忘れやそれに伴う妄想などが顕著に表れていた。

 

娘様には、電話説明でそれとなく症状について話していたが「昔からそうだった」と言われ、ほとんど受け入れようとはされない。このままだと、妄想や事実でない話を鵜呑みにされかねないと感じていた時に事件は起こってしまった。

 

娘様が面会に来られた時の事である。その日は認知症の症状が強く出ている日で、かなり妄想発言が多くあった。「夜中に男が入ってきた」、「早く出ていけと言われた」、「恐ろしい、ここには居られない」など、事実でない事を言われていたが、娘様はこのすべてを信じてしまった。

 

スタッフや管理者が出てきていくら説明しても、聞き入れてもらえず「こんな所に母を置いておけない」と言い、その日のうちに大慌てで退去された。

 

ひとまず、関係者の方々に事情を説明して今後の対応にあたり、次の入所先等の検討がされた。出来る限りの対応はしたが、その後もまともな連絡は取ることができない状態となった。

 

しかし、事態はこれだけでは終わらなかった。退去される前の利用料金2ヶ月分も払わないと言うのだ。当然介護保険によるサービスも実施しているため、入居料や食事料だけではなく介護保険自己負担分の料金もあるが、その全てを払わないと言われた。最終的には訴訟問題にまで発展し、今現在裁判が続いている。あとから分かった事で、当施設に入る前に入居していた施設でも3か月分未払いだったそうだ。

 

スタッフを信用せずお母様だけの言う事を全て信じているのは、仕方ない面もあるのかもしれない。しかし、金銭に関する部分は社会的に有り得ない人間だと非常に腹立たしく感じた。

 

お母様の状態を理解してもらえるような説明体制が必要だと感じるが、介護職だけでは理解されないため、担当の医師などから強く説明してもらう方が良い。利用料金の未払いは、社会的制裁がなければ今後も繰り返すと思われる。

 

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