【現場の不満】まるで事務扱い!社会福祉士の病院での地位の低さ

事務扱いされる社会福祉士の女性 福祉の仕事

【現場の不満】まるで事務扱い!社会福祉士の病院での地位の低さ

私は、総合病院で働く社会福祉士です。病院で働く社会福祉士は、MSW(メディカルソーシャルワーカー)と呼ばれ、困っていることがある患者さんと適切な社会資源をつないだり、入院患者が地域に戻った時に安心して暮らせるように他機関と連携をとるやりがいのある仕事です。

 

福祉に対する国や世間の考え方もずいぶんと前向きになり、社会福祉士に対する認知度や評価もあがってはいますが、MSWは病院での地位が非常に低く、医療関係者に専門性が伝わっていないのではないかと感じることがたくさんあります。

 

例えば、私が勤務する総合病院では、医師や看護師の地位が高く、コメディカルも含め、それ以外の職種は軽視される傾向があります。特に、社会福祉士のことを軽視する看護師が多く、私が患者の情報を得るために病棟に顔をだそうものなら、露骨に嫌な顔をされます。

 

患者の情報共有をしたいという申し出にも、「個人情報だから教えられません。」と言われたこともあります。中には、病棟に行くと、「その辺掃除しといて。」とか「衛生用品の補充をしておいて。」などという看護師もおり、同じ専門職として非常に情けない気持ちになります。

 

看護師だけでなく、医師からも社会福祉士の重要性は理解されないことが多いです。さすがに、最近医大を卒業した若い医師は、医療と福祉との連携を少しは理解しているようですが、それでも、偏差値の違いからか、社会福祉士と医師が同等とは思えないようです。

 

中年以降の医師になると、「福祉の仕事なんて誰でもできる仕事。」と思っていることがよくわかります。MSWの重要な仕事の一つに、患者の退院支援があります。急性期病棟に入院している患者は、一定期間治療が終わると、自宅や高齢者の場合は高齢者施設等に退院させることが基本です。

 

ですが、中には、家族と連絡が取れない方や、退院に不安を抱えている方もいます。そんな時、私たちは、医師に「退院をもう少し遅らせないか。」と相談することもあります。ですが、大抵の場合医師は、「退院後のことは知らない。早く退院させて。」という態度です。

 

もちろん、ベッドのあきを待っている患者がおり、医師としては待っている人の治療を優先させたいという気持ちもわかります。ですが、病院にいる間だけではなく、患者の一生を見越した支援を協力してできればよいと常々感じています。

 

更に、患者からもMSWは、事務員と同じと思われがちです。私の勤務する病院では、MSWは制服着用なので、特に事務員と見分けがつきません。しょっちゅう、病棟の道案内や、会計の案内をしているなど、社会福祉士としての仕事ができていないと感じることがあります。

 

社会福祉士の有資格者がMSWとして従事することが診療報酬に反映されるため、少しずつMSWや社会福祉士の地位も向上することが期待されています。制度だけではなく、医療従事者が福祉のことを学ぶ機会があればもっと良い連携が取れると考えています。同時に、今後は福祉従事者も医療のことについて学ぶ必要があると言えるでしょう。

 

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