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【現場の不満】認知症患者の暴力はなぜ許されるのか

time 2018/05/14

【現場の不満】認知症患者の暴力はなぜ許されるのか

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【現場の不満】認知症患者の暴力はなぜ許されるのか

 

 関連記事:【出版しました】介護職員は叫ぶ!!介護業界はこんなにも理不尽だ  

 

デイサービスで働く介護職員です。

近年よくニュースになる、介護職員による暴力や暴言などの虐待。
なぜそんな職員を働かせているのか、その職員が悪い!と言われがちですが…。
私にはその職員の気持ちが痛いほどわかります。

 

相手は「認知症の人」だから

デイサービスにはさまざまな介護度の高齢者が訪れます。
もちろん、認知症の重症度もさまざま。
ほとんど症状もなく、良好なコミュニケーションが取れる方。
会話もできず、こちらの声掛けに対する反応がほとんどない方。
体と頭の老いが同じような方であれば、正直、介護も楽なところはあります。
しかし、介護をしていて大変なのは、体は元気で認知症の症状が重い方です。

こちらがいくら丁寧に関わっていても、ご本人様はなにを言われているかわからない。わからないことを言われていることにイライラし、机を叩く。鞄をお預かりしますね、と了承を得た上で鞄を持つと、つい数秒前の会話があったにも関わらず「鞄を盗られた!」と腕を強く掴まれる。先ほどまで和やかに話していたのに、突然怒り出し、職員の人格を否定することを言う。爪で腕などつねられ、皮下出血や傷まみれになることは日常茶飯事。お尻や胸を揉まれる、髪を掴まれるのもよくあることです。

それでも、私たちは我慢をしなければなりません。
相手は「認知症の人」だから。

認知症だから仕方ない。あなたのやり方が悪いんじゃないの?と言われることもあります。

 

介護職員が怪我をさせることは出来ないけれど

帰宅願望が強い方が外に出てしまい、真夏の真っ昼間に全力疾走をしたこともありました。絶対に転ぶのに、止まってくれないんです。転んだので、受け止めました。幸いにもその方に衝撃を与えることなく、抱え降ろすことができました。怪我をさせることは許されない。どれだけ重い大柄な男性でも、身を呈して怪我をさせないようにしないといけないのです。こちらが怪我をしたとしても。

容赦なく顔に飛んでくる手。腹に入る拳。さまざまなことを経験してきましたが、その方が咎められることはありませんでした。お風呂に入る時にふとアザだらけの両腕を見て、泣いたことも少なくありません。

それでも世間では、人を殴ったら警察を呼ばれます。怪我をさせたら罪に問われることもあります。

認知症だから仕方ない。

傷を見せながら上司に報告をした時、そう言われました。他の職員には、あなたの対応が良くないからこんなことになるんだと責められました。認知症の方は自分の感情などをコントロールできないこともあります。仕方のないことではあっても、とても理不尽だな、と感じました。

 

改善するためには

どうしようもできないことではありますが、上司には言葉だけでも労いや心配の声を掛けて欲しかったです。

 

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