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【特別養護老人ホーム編】現役の介護職員が答える、施設選びで確認するべきポイント

time 2018/09/29

【特別養護老人ホーム編】現役の介護職員が答える、施設選びで確認するべきポイント

終の棲家になることが多い、特別養護老人ホームの選び方として、空きがあればどこでも良いという判断は間違いです。施設選びはとても重要なことです。しかし、どのような施設が良いのかわからないという方は多いのではないでしょうか。そのため、現役の介護職員が「自分の親が施設に入るなら」という前提でチェックするべきポイントを答えてもらいました。

 

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まずは従来型かユニット型か

〇特養にも個室と数人部屋があります。以前は、病院のような部屋割りが多く、4人部屋のような複数人で一部屋に居住している場合や、個室であっても扉は開けっ放しにされている場合などがほとんどでした。現在は、ユニットケアという考え方が多くの特養で取り入れられています。ユニットケアとは、高齢者の人権を最大限に尊重した個別のケアのことです。例えば、居室が個室なのはもちろん、個室には自宅で使用していた家具の持ち込みができます。居室のドアには、使用していた表札がかけられる特養もあります。地域で暮らしていた時から環境を大きく変えることなく家庭的な雰囲気の中で過ごすことができます。急激な環境の変化が苦手な認知症患者などにも効果的です。また、施設では食事の時間や就寝時間が決められていることがほとんどです。ですが、ユニットケアでは、食事時間などの生活時間は一人一人のペースに合わせて決められます。食事を時間内に終わらせるために無理やり口に食事を押し込まれる心配もありません。使用する食器類ももちろん自分が愛用していたものを使えます。

 

〇私が勤めているユニット型特別養護老人ホームは今までいくつか働いてきた施設の中でもダントツで良い施設だと感じました。なので、もし自分の親を施設に入れるならユニット型特別養護老人ホームにします。従来型の特別養護老人ホームであれば、忙しすぎて職員と入居者との関係をつくる間もなく機械相手のような対応をされてしまう気がして敬遠しています。ユニット型であれば少人数を馴染みの職員で介護していくので、信頼関係をしっかり築いてくれますし人数が少ない分だけ入居者一人ひとりとしっかり向き合って寄り添った介護をしてくれるかと思います。

 

〇数人部屋がある施設は古い施設が多く、最近建設されている特養では、ほとんどがユニット介護方式と言われる方式で、部屋は個室が一般的です。特養は本人の収入によって利用料金が異なり、入居費用は家族が余り補てんしなくても入居が可能です。

 

ポイント
〇手厚い介護が期待できるユニット型をおすすめします。

 

見学は必須!

〇特養と言っても細かく見ると様々な違いが細かくあるかと思うので、実際に見学をして自分の目で見た印象をまず大事にしてください。施設側も、外部から来た人間には恐らく良い顔をするかと思います。まずそれができていないようではその施設は候補から外していいかと思います。例えば自分の親が愛想の悪い人間に相手をされているのは任せている身としても信頼しづらいかと思いますので…。

 

見学時のポイント

名刺がもらえるか、誰が対応しているか

〇注意すべき点は、しっかりと名刺を貰えるか、役職に就いてる者が対応しているか、時間に余裕を持って対応出来ているかなどです。これらは基本的なことのようで意外と難しい点であり、昨今の離職問題などで人手が足りず職員の教育体制などが整備されていないと出来ていないことが多いです。名刺は、実際介護サービスを利用する際に様々な方と連絡を取り合う事になります。その際にすぐに確認することができる大切なツールの1つになります。
役職についている者が対応したかどうかは、責任がとれるものがしっかりと対応しているかどうかです。介護の仕事は、命を預かる仕事でもあり事故もつきものです。何かあった時しっかりとした対応ができるかどうかは、役職についていれば問題がないわけではありませんが1つの目安になるかと思います。

 

施設に余裕があるか

〇しっかりと時間に余裕をもって対応しているかについては、やはり人手不足から中々時間を取れずにいる施設が多くある中、時間管理やリスク管理をしっかりと出来ているかの判断材料になるかと思います。私が当時相談員をしている時には、限られた時間の中で業務調整をするのによく苦労していました。時には、上司に無理を言ってなんとか時間を作ってもらうこともありました。業務の合間に無理矢理時間を作ったり、施設側の都合で時間を制限されて対応するのではやはり良い対応が出来ているとは思えません。一人ひとりしっかりと対応出来てこそ、良い施設だと思います。

 

土日でも人は足りているか

〇注意したいことは、老人ホームの土日の状態です。主婦が土日は休むために、私がいた施設は常に土日は人手不足で入居者からのコールが次々かかっても、順番にいくとどうしても放置する時間が長かったです。土日に見学に行きヘルパーの人数が足りているか確認することも重要です。

 

トイレは綺麗か

〇人手不足だと大抵、トイレ掃除が追い付かず汚れているので、見学では必ずトイレをチェックしたほうがいいでしょう。トイレが綺麗なホームであることが最低限の条件です。あとは玄関から入った瞬間に空気がこもっていたり、トイレの臭いがするようなホームならやめたほうがいいです。施設に入っても快適な生活が送れるように家族がよくチェックすることが親孝行だと思います。

 

居室および入居者は清潔か

〇居室を綺麗にしてくれているかとか衣類は綺麗なものを着せてもらっているのかしっかりと確認する必要があります。

 

職員の接し方や話し方は丁寧か

〇職員の入居者に対する話し方や接し方は気にした方が良いです。私は自分が介護職をしていく上で大事にしているのが「上から目線で話さない」「常に寄り添った介護をする」ことです。信頼関係あってのタメ口であれば問題ないかと思いますが、頭ごなしに「駄目でしょ」というような口調であったり、馬鹿にするような態度や言動をする職員がいる施設は嫌です。もちろん、この仕事をしているとイライラしてしまうこともありますが、それを入居者に八つ当たりするような職員は信用出来ません。時間がなくても、入居者の言葉に耳を傾けてくれるようなところが理想です。

介護職員が気をつけている3つのこと

質問すべきポイント

ユニットケアの実績があるか

〇ただ、ユニットケアの実践は、介護職員にはかなりの負担がかかります。個別ケアをするのだから、人手も今まで以上に必要になります。ユニットケアを取り入れていても、人材の育成が追い付いていない施設はたくさんあります。
そのため、ユニットケアを取り入れておりさらに、ユニットケアの実績が充分ある施設を選ぶことがポイントになります。

 

こまめな近況報告をしてもらえるか

〇近況報告をこまめにしてくれないところも安心出来ません。預けている身としては、最近どうなのか気になるものです。何もなくても「お変わりなく過ごされていますよ」という言葉だったり、ちょっとしたエピソードのようなものが聞けると入居者の家族としては嬉しい気持ちになれます。

 

イベントの頻度と参加料はどれくらいか

〇見学のポイントはまず施設内のイベントの頻度と参加料です。私自身が特別養護老人ホームでパートしていたこともあり、参加料をどう考えても多めに設定しているイベントをちょくちょく見かけました。例えば、映画鑑賞会があり、参加料が1人500円だったりします。1本200円くらいのDVDを一度に20人ぐらいの入居者に見せて、飲み物やお菓子をだすだけで随分ぼったくられていると感じたことがありました。また、外食や外のイベントを開催するにも参加者を集めなくてはならず、家族が最初に出席イベントを制限しないと、ひたすらイベントに参加させられている入居者がいました。本人の判断能力があやしいのがいいことに、「一緒にいきましょう」と声をかけ、実際に回転寿司に連れて行っても半分寝ているような状態で座って、ろくに食べれなかった入居者もいました。入居者がイベントに参加希望した時に家族に同意をとれるようなシステムがある老人ホームを私なら勧めます。

まとめ

 

見学時のポイント

1.名刺がもらえるか、誰が対応しているか

2.施設に余裕があるか

3.土日でも人は足りているか

4.トイレは綺麗か

5.居室および入居者は清潔か

6.職員の接し方や話し方は丁寧か

 

質問すべきポイント

1.ユニットケアの実績があるか

2.こまめな近況報告をしてもらえるか

3.イベントの頻度と参加料はどれくらいか

 

これから施設を選ぶ方の参考になれば幸いです。

関連ホームページ:老人ホーム/介護施設を探すなら【きらケア老人ホーム】

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