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【第5回】認知症のAさんと何も知らない私 ~Aさんの大きな変化と状態の悪化~

time 2017/12/31

【第5回】認知症のAさんと何も知らない私 ~Aさんの大きな変化と状態の悪化~

Aさんが使用しているマットは、今までは褥瘡の悪化と予防をするために柔らかいマットだったのですが、なかなか良くならないことからエアーマットに変更することになりました。エアーマットは、体圧分散と徐圧できることから褥瘡の悪化を防ぎ、新たに褥瘡ができない様に予防できるそうなのですが、その反面起き上がろうとするとマットが沈むため起き上げにくくなるというデメリットもあるそうです。

 

人は何か動作を行う時は作用反作用を利用しているそうで、エアーマットにしたことで作用反作用を利用することが出来ず、Aさんの身体機能はどんどん低下していきました。また、骨折したせいなのか認知症の症状が悪化したのかわかりませんが、とても不穏状態が強く一日中大声で叫ぶ様にもなりました。

 

私は、Aさんが叫ぶ度に「どうしましたか」と質問をするのですが、Aさんは聞き入れることなく叫び続けました。その内容も「あー」と叫ぶことがほとんどで、私が「どこか痛みますか?」と質問してもAさんは「どこも痛くないし、どうもない」と返答するばかりです。前に認知症の方は病前にしていたことを行うと症状が落ち着くという話を思い出し、再び試みて見ましたがAさんは「せん!うわぁー」と叫ぶばかりでした。

 

骨折部位が痛むのかなぁーと思いDr.から処方されている痛み止めを服薬してもらいましたが、それも効かず、只々叫ぶばかりです。今までのAさんとは思えませんでした。

 

認知症の症状として、中核症状と周辺症状があるそうです。大きな声で叫んで暴力等を行う場合は認知症の周辺症状にあたり、周辺症状が発症する際は何かしら原因があると聞きました。しかし、Aさんの場合本人に聞いても「どうもない」と返答し本人から確認を取ることができません。他利用者の中にあまりよく思っていない方がおり、その人の近くにいるから叫ぶというわけでもありません。主訴が分からず何が原因で叫び続けるのか分からず私はどうしたら良いかわかりませんでした。

 

そこで私なり少し調べて見ました。しかし、調べた結果は薬物療法か関わりで症状を緩和するとしかありませんでした。興奮を抑制する精神病薬も処方されていましたが、あまり効果が見られないことが多く、関わりでは只々叫ぶAさんに何か活動を提供しようとしても、不穏状態が強く活動を行うことができません。

 

今後どのように関わっていけば良いかとても困りました。

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