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【第6回】 子育てママのご褒美メイク ~Yさんの本当の気持ち~

time 2017/09/14

【第6回】  子育てママのご褒美メイク  ~Yさんの本当の気持ち~

「Kくん、どう?お母さん戻ってきたよ。」と声をかけると、Kくんは口を開けて驚いていました。「うわぁ…お母さん綺麗。」

 

その言葉を聞いたYさんはとても嬉しそうでした。Hくんも微笑んでいるように見えました。「今日は本当に来て良かったです。こんなに心が晴れやかになるとは正直思っていませんでした。毎日大変だけど、なんか頑張っていて良かったと思いました。主人の反応も楽しみです。」

 

「Yさん、いつも優しくてKくんとHくんの良いお母さんですもんね。イライラする様子も見せないし、こちらが心配になってしまうくらいですよ。あんまり頑張りすぎず、サロンにはいつでも来てくださいね。一人で頑張る必要はないんですよ。」そう言うと、Yさんは少し驚いたような表情を見せました。

 

「優しい?私が…?そんな、いつもKが言うことをきかないときには手を上げないよう必死で抑えているんです。Kの寂しい気持ちを考えたら出来る限り相手をしてあげたいと思うのに、どうして優しくできないのか…。いつもそんなことを考えているんですよ。だからそんなふうに思ってもらえていたなんて、びっくりしました。」

この言葉にはこちらが驚きました。「えっ、Yさん全然そんなふうに見えないですよ。いつも優しく接していて、本当にすごいなと思っていました。」

 

「Kもそう思ってくれているなら良いんだけど。どうしてもHのことを優先させてしまってあの子には可哀想な思いをさせているから…。実家も遠くて、主人の仕事の関係でこの辺りに住み始めたけどお友達もいなくて。この子たちのために毎日頑張っているつもりだけど、ずっと家にいると息が詰まりそうになるんです。だからこうして時々ここへ…。それだけで大分助けられているんですよ。」

 

やっぱり、無理していたのだなと思いました。Hくんの今後のことやKくんのこと…きっとYさんの胸の中にはいろいろな不安やもどかしさが渦巻いているでしょう。いつもはこのようなことを口にしないYさんから今日こんな話が聞けたのは、メイクの力かもしれません。

 

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