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【第2回】子育てママのご褒美メイク ~赤ちゃん返りをしたKくん~

time 2017/08/10

【第2回】子育てママのご褒美メイク ~赤ちゃん返りをしたKくん~

対照的に、長男のKくんは暴れん坊でした。とてもやんちゃで、サロンの遊具を壊してしまうのではないかと思うほど力一杯走り回って遊びます。スタッフとして子供の遊び相手をしているボランティアさんは高齢の方も多いため、追いかけるのが大変です。思い切り遊ぶのはとても良いことですが、怪我をしないかとヒヤヒヤしてしまいます。お母さんのYさんもKくんに気を配りますが、Hくんを常におんぶしているため走って追いかけることはできません。

 

最初は、男の子とはいえとびきり元気だなぁ…くらいにしか思っていませんでした。しかし、何度かお会いするうちに、3歳にしては内面があまりにも幼いように思えてきました。

 

Kくんは、遊んでいるときは本当に楽しそうに子供らしい笑顔を見せます。しかし、あまりに聞き分けが悪く、サロンが閉所する時間になってYさんが帰ろうと声をかけてもKくんは遊び足りない様子で帰ることを嫌がります。それが尋常ではなく、床に大の字になって「嫌だ、嫌だ」と大暴れするのです。そのようなときには言葉がわからなくなってしまったかのようで、こちらの声は耳にも入りません。それがほとんど毎回で、言い聞かせることが難しくYさんはいつもKくんを引きずるようにして帰っていきます。

 

「完全に赤ちゃん返りをしてるね、Kくんは。」お昼休みに、職員のMさんが言いました。「やっぱりそう思います?もうすぐ4歳になるのに、あの感じはあんまりないですよね。Kくんには障害も知能の遅れもないわけだし…。」

 

Yさん親子がサロンを利用し始めたのは最近なので、Hくんが生まれる前のKくんがどのような様子だったのかはわかりません。しかし、サロン担当職員であるMさんはYさんともよくお話をしているようで、Hくんが生まれてからKくんは急に赤ちゃんに戻ってしまったようだと聞いているそうでした。

 

「Hくんはまだ10か月だし、どうしたってお母さんはHくんにかかりっきりになるでしょ。それが当たり前のことなんだけど、Hくんには障害もあるから余計に気にするよね。だからKくんは寂しいんだよ。お母さんにもっと構ってほしいんだよね。Kくんの気持ちも大事にしなきゃいけないけど、お母さんも身体一つしかないし、難しいところだよね。」

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