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【第3回】どうしても家に帰りたいけれど、家族・地域住民の支援が得られないAさんへの支援 ~ケアマネジャーとの連携~

time 2017/05/05

【第3回】どうしても家に帰りたいけれど、家族・地域住民の支援が得られないAさんへの支援 ~ケアマネジャーとの連携~

3年前より支援介入を開始しており、支援開始となったきっかけは、地域住民から地域包括支援センターへの要請でした。お住まいであった市営住宅の隣人より、Aさんの家から煙が出ていると通報があり、駆け付けた消防員が、ハロゲンヒーターでの小火であることを確認したことがきっかけでした。火の管理や家屋内の生活状況より、行政の介入が必要となり、地域包括支援センターへの相談となります。その後、介護保険認定の申請結果により、要介護1という決定となり、Mケアマネジャーが担当となります。

 

自宅内は汚れた衣類や食器で散乱しており、台所も洗い物が溜まっていたようです。通販商品の支払いの督促状があり、お一人での生活は十分になされていたとは言えない状況だったとのことです。

 

また、子どもの入所施設ともほぼ連絡を取っていない状況であり、子どもの状況を聴いても、元気で生活しているとお話されていましたが、Mケアマネジャーが施設に問い合わせたところ、知的障害の進行もあり、体調を崩しやすく入院を繰り返すこともあったようです。子どもの入院費等の支払いは、施設とケースワーカーが調整を図っており、解決していたとのことです。当然、子どもへの対応の依頼をずっとしていましたが、「難しいことはわからない」、「施設でおこったことだから施設で対応してほしい」などと、対応を拒まれていた経過もあったとのことです。

 

本人の生活費に関しては、口座からの引き落としにて対応し、窓口支払いが必要なものはMケアマネジャーが本人と対応していたようです。しかし、金銭管理もずさんであり、支払う・支払わない、の判断を本人が勝手に行っている様子もあったようです。

 

本人が他者介入を拒むため、生活の再構築に向けた、介護保険サービスの導入にも時間を要したとのことでした。そのため、サービスは訪問介護のみ。入浴は水道代の節約で清拭のみ。また、節約のため、ガスはとめ、調理は電子レンジ、暖房はハロゲンヒーターのみ、お湯は電気ポットのみといった状況でした。

 

Mケアマネジャーの見解としては、在宅での生活継続は困難との所見です。今後のリハビリ進捗状況を都度共有しながら、在宅生活の再開が可能か判断していくこととなりました。
本人・Mケアマネジャーとも相談をし、今後の生活も考え、介護保険認定の区分変更をかけることとなります。

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