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【第2回】どうしても家に帰りたいけれど、家族・地域住民の支援が得られないAさんへの支援 ~入院から関係構築・社会背景のアセスメント~

time 2017/05/04

【第2回】どうしても家に帰りたいけれど、家族・地域住民の支援が得られないAさんへの支援  ~入院から関係構築・社会背景のアセスメント~

Aさんが入院後、本人との信頼関係構築を図るべく、幾度とお部屋を訪問しました。4人部屋でしたが、パーキンソン症候群の影響と難聴もあり、言葉が出づらい、他者の声が聞こえづらいこともあり、他の患者さんとコミュニケーションを図ることを避けている様子でした。また、インテーク面接において、他者介入をあまり好まないと本人より伺っておりました。そのため、介護保険サービスにおける訪問介護やその他のサービスも本当に必要最低限で生活を送っていたようです。そのため、本人とは居室でお話することは避け、個室へ案内し、お話を伺うことにしました。

 

若くして夫とは離婚をしており、以降は障害を抱える子どもを働きながら支えてきたこと、パーキンソン症状がでたことにより、仕事・障害を抱える子どもの子育ても難しく、最終的に施設入所にさせてしまったことを悔いているとお話を伺うことが出来ました。そのため、子どもが帰ってくる場所(自宅)を用意しておかなければいけないと強く話されました。

 

今後は自宅退院を目標とするため、Mケアマネジャーやその他の関係機関と連絡・調整を図ることに同意をいただき、支援介入となります。金銭管理等に関しては、支援いただける親族や知人もおらず、現状の身体機能では、一人では引き出しや支払いも難しいため、当面、ソーシャルワーカーと一緒に行動することとしました。

 

自宅に帰るというお話をしている時には、目をぱっちりとあけ、言葉が出づらい中にも、しっかりと自己表出をされていました。しかし、親族や金銭面でのお話となると、閉眼したり、沈黙となってしまったりと、打ち明けることを拒んでいる印象でした。

 

ソーシャルワーカーとしては、必要な情報であっても、信頼関係構築を図るため、伺うタイミングも重要です。
幸いにもMケアマネジャーが支援していた経過もあるため、Mケアマネジャーからも情報を伺い、事実のすり合わせも後日出来ました。

 

一通り本人との面接を終了後、情報を整理したうえで、Mケアマネジャーへ連絡を取ることとします。

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