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【介護福祉士試験対策】第30回 生活支援技術②

time 2018/12/23

【介護福祉士試験対策】第30回 生活支援技術②

問題49

排便のメカニズムに基づく排泄(はいせつ)の介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 . トイレまでの歩行は、胃・結腸反射を誘発するために有効である。
2 . 食後の臥床(がしょう)は、腸内の蠕動運動(ぜんどううんどう)の亢進(こうしん)に有効である。
3 . トイレ誘導は、便意を催してから30分後が有効である。
4 . 腹部マッサージは、下行結腸、横行結腸、上行結腸の順に行うことが有効である。
5 . 便座に座って足底を床につけた前傾姿勢は、腹圧を高めるために有効である。

 

1.胃・結腸反射とは、食物が胃に入ると大腸が動き、便が直腸に運ばれることによって便意を感じるようになる反射のことです。歩行は関係ありません。
2.食後の臥床と蠕動運動に関連はありません。
3.30分待つ必要はありません。便意を催したらすぐに誘導します。
4.”の”を書くように、上行結腸→横行結腸→下行結腸の順に行なうのが有効です。
〇5.足をつけて前傾姿勢になることでお腹に力が入りやすくなり、排便がしやすくなります。

 

問題50

直腸性便秘のある高齢者の介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 . 排便時は隣に立って見守る。
2 . 市販の下剤を毎日勧める。
3 . 日中の活動を控えるように勧める。
4 . 朝食後、トイレに誘導する。
5 . 食物繊維は控えるように勧める。

 

1.プライバシー保護の観点から適切ではありません。
2.下剤を習慣的に使うことは適切ではありません。
3.日中に活動することで、蠕動運動が怒り便秘の予防になります。
〇4.朝食後にトイレ誘導することで、排便のリズムを整えることができます。
5.食物繊維の摂取は便秘予防に効果があります。

 

問題51

消化管ストーマを造設している人の生活支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 . 排泄物(はいせつぶつ)がパウチの3分の1から2分の1程度たまったら処理するように助言する。
2 . ベルトでウエストを締める服を選ぶように助言する。
3 . ラジオ体操は控えるように助言する。
4 . 回腸ストーマのある人は水分摂取は控えるように助言する。
5 . れんこんやごぼうを多くとるように助言する。

 

〇1.感染症などのリスクを防ぐため、排泄物が3分の1から2分の1程度たまったら、処理します。
2.ストーマに排泄物が排出されやすいよう、ウェストがゆるやかなものを選ぶようにします。
3.適度な運動は排泄を促すため問題ありません。
4.水分を制限する必要はありません。水分摂取により脱水なども予防します。
5.れんこんやごぼうは消化しにくい食材の代表です。ストーマ口で詰まりの原因となるため、消化しにくい食材は避けるようにします。

 

問題52

季節や行事と、食事の組合せとして、最もふさわしいものを1つ選びなさい。

1 . 節分 ─────────── お節料理
2 . 桃の節句(ひな祭り) ─── 柏餅(かしわもち)
3 . 七夕 ─────────── 七草粥(ななくさがゆ)
4 . 土用の丑(うし)の日 ─── うなぎのかば焼き
5 . 冬至 ─────────── ちまき

 

1.お節料理はお正月です。節分は豆や恵方巻きを食べます。
2.柏餅は端午の節句のお供え物です。ひな祭りはちらし寿司や菱餅、ひなあられなどが適切です。
3.七草粥は1月7日に食べます。七夕はそうめんが適切です。
〇4.土用の丑の日にはうなぎを食べる風習があります。
5.ちまきは端午の節句に食べます。冬至にはゆずやかぼちゃを食べます。

 

問題53

疾病のために食事制限がある利用者の食生活に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 . 人工透析をしている利用者には、生野菜を勧める。
2 . 高血圧の利用者には、1日の塩分摂取量を10g以下にする。
3 . 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)(osteoporosis)の利用者には、豆類を勧める。
4 . 糖尿病(diabetes mellitus)の利用者には、朝食に1日のエネルギー量の半分を配分する。
5 . 肝疾患(liver disease)の利用者には、低カロリー、低たんばくの食事を勧める。

 

1.人工透析患者はカリウムや食塩の摂取量が制限されています。生野菜にはカリウムが多く含まれているので注意が必要です。
2.高血圧の方の塩分摂取量は1日6gまでと推奨されています。
〇3.豆類にはイソフラボンが含まれており、カルシウムの溶出を防いで骨を増やす効果があります。
4.偏った配分にするのではなく、バランス良く食べることが大切です。
5.低カロリー、低たんぱくではなく、適正なエネルギー量の栄養バランスが取れたものが適切です。

 

問題54

エンゲル係数について相談を受けた介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 . 住居費について一緒に考える。
2 . 食料費の内容について一緒に考える。
3 . 光熱水道費の内容について一緒に考える。
4 . 交際費の内容について一緒に考える。
5 . 教養娯楽費の内容について一緒に考える。

 

 正解は2です。

エンゲル係数とは家計における飲食費の割合のことです。そのため、食料費の内容について考えるのが適切です。

 

問題55

洗濯に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 . ほころびや破れがあるものは、修理してから洗濯する。
2 . 色が移るのを防ぐために、素材の違うものは分けて洗濯する。
3 . 嘔吐物(おうとぶつ)で汚れたカシミヤのセーターは、塩素系漂白剤につけてから洗濯する。
4 . ファスナーは開けた状態で洗濯する。
5 . マジックテープは、はずした状態で洗濯する。

 

〇1.ほころびや破れが広がらないよう、洗濯前に修理するのは適切です。
2.色落ちするかどうかで分けるようにします。
3.カシミアに漂白剤を使うのは適切ではありません。
4.服がいたむのを防ぐため、ファスナーは締めた状態で洗濯します。
5.はずしたままで洗濯すると、ごみなどが付きマジックテープがつきにくくなります。

 

問題56

昼夜逆転している利用者への介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 . 食べたい時に、食事をするように促す。
2 . 1時間以上、昼寝をするように促す。
3 . 夕方に、散歩をするように促す。
4 . 寝る直前に熱いお風呂に入るように促す。
5 . 眠くなるまで、テレビを見て過ごすように促す。

 

1.生活リズムが崩れて、昼夜逆転が起こりやすくなります。
2.昼寝してしまうと、夜に眠れなくなります。
〇3.日中に適度な運動を行なうと就寝しやすくなります。
4.熱いお湯は交感神経を刺激するため眠気を阻害します。
5.テレビをつけていると刺激で眠りにつきにくくなりがちです。

 

問題57

パーキンソン病(Parkinson disease)(ホーエン・ヤール重症度分類ステージ3)の高齢者の寝室環境に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 . ベッドは介護者に合わせた高さにする。
2 . ベッドに手すりをつける。
3 . マットレスは体が沈みこむものを選ぶ。
4 . ベッドサイドの床にクッション性のあるマットを敷く。
5 . 枕は頸部前屈(けいぶぜんくつ)になるような高さにする。

 

1.介護者ではなく、要介護者に合わせる必要があります。
〇2.ホーエン・ヤールの分類ステージ3では姿勢反射障害が見られる時期です。バランスが悪くなり、歩行障害が起こります。手すりでバランスをとりやすくし、転倒を防止します。
3.固めものを選択します。沈みこむマットレスは動きがしにくく、パーキンソン病の方には適切ではありません。
4.クッション性のあるマットは立位や歩行バランスがとりにくいため転倒の恐れがあります。
5.中間位になるようにします。頸部を前屈すると、呼吸がしにくくなります。

 

問題58

Dさん(75歳、女性)は、以前は散歩が好きで、毎日、1時間ぐらい近所を歩いていた。最近、心不全(heart failure)が進行して歩行がゆっくりとなり、散歩も出かけず、窓のそばに座って過ごすことが多くなった。食事は、すぐおなかがいっぱいになるからと、6回に分けて食べている。夜、「横になると呼吸が苦しい時があり、眠れていない」という言葉が聞かれるようになった。

Dさんへの安眠の支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 . 寝る前に、肩までつかって入浴する。
2 . 寝る30分前に、少量の食事を摂取する。
3 . 以前のように、毎日1時間の散歩を再開する。
4 . 就寝時は、セミファーラー位にする。
5 . 朝、目覚めた時にカーテンを開ける。

 

1.肩までの入浴は心臓への負担が大きいため適切ではありません。
2.30分前の食事は消化器系への負担となるため適切ではありません。
3.心不全の症状が進行している状況で、以前と同じ時間の散歩は身体への負担が大きいため適切ではありません。
〇4.セミファーラー位は仰向けで上半身を20度から30度起こし、膝と股関節を軽く曲げた姿勢のことです。横隔膜が下がり肺が広がり、呼吸がしやすくなります。
5安眠の支援にはつながりませんので適切ではありません。

 

問題59

終末期にある利用者を施設で看取(みと)る家族への支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。

 1 . 毎日面会に来るように促す。
 2 . 家族が利用者のためにできることを提案する。
 3 . 積極的な情報提供は控える。
 4 . 感情を表出しないように助言する。
 5 . パブリックスペースを用意する。

 
 

1.面会を強要するのは適切ではありません。
〇2.終末期では本人だけでなく、家族への精神的なケアが大切です。家族が利用者のためにできることを提案するのは適切な支援です。
3.命に関わる内容が多いため、情報提供は迅速に正確に行ないます。
4.感情表出を制限する必要はありません。
5.パブリックスペースは共用スペースのことです。家族への支援として用意する必要はありません。

 

問題60

施設において、介護福祉職の行う死後の処置として、適切なものを1つ選びなさい。

 1 . 義歯ははずす。
 2 . 衣服は施設が指定したものを用いる。
 3 . 着物の場合は右前に合わせる。
 4 . 着物の場合は帯紐(おびひも)を縦結びにする。
 5 . 死後の処置は、死後3時間経過してから行う。

 
 

1.見た目をきれいに保つためにも義歯ははずしません。
2.生前に本人が希望していたものや、遺族が準備したものを用います。
3.右前ではなく左前です。
〇4.着物の場合は帯紐を縦結びにします。縦結びは不幸が続かないようにする意味合いがあります。
5.家族がご遺体とのお別れをしてから速やかに行います。

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