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なぜ介護の道へ?今は満足か、後悔か。今後も続けたい?

time 2018/10/17

なぜ介護の道へ?今は満足か、後悔か。今後も続けたい?

最初から介護がやりたいと選択した人もいれば、仕方なく介護の仕事をしようと思って踏み込んだ人もいるはずです。しかし、他にも職業はたくさんある中でなぜ介護を選んだのでしょうか。そして今はどう思って、今後もこの仕事を続けたいと思っているのでしょうか。複数回に分けて現場の声を拾い上げてみたいと思います。

 

デイサービスで働くAさん(30代男性)

失業時の資格取得がきっかけ

30代の男性です。子供の頃から三世代同居で暮らしていて祖父母にずいぶんと面倒を見てもらっていました。地域に年配の方も多く、普段から関わりもあるので、高齢者の介護にあまりためらいはありませんでした。むしろ高齢者の方々の介護を手厚くされている方たちに尊敬の念を抱いていました。それでもいざ自分が介護の仕事をするかというと、すぐに就職をしたわけではありませんでした。

 

会社の規模は小さかったのですが、地域では優良な小売業に就職しました。しばらくは営業として慌ただしく働いていたのですが、会社の後継者指名がうまくいかず、外部から次期社長を招くことになりました。その事がきっかけで経営方針が変わり、福利厚生が削られるなどしたので、退社を選ぶことにしました。

 

すでに年齢も30代でこれからの転職に不安を感じていました。そこで失業保険の有効な期間の間に、資格取得を進められ、選択肢にあった介護の資格(当時ヘルパー2級)を取得するようにしました。資格取得中から感じていたことですが、やはり高齢の方に接することを仕事としてするとなると、一定のスキルが求められます。資格取得後すぐに応募をした会社に採用されデイサービスで勤務することになりましたが、当初はあまりの経験のなさに不安になることも多くありました。その度に年下の女性スタッフに親切に教えていただくことができたので、何とか仕事に慣れることができました。

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やはり収入面が不安

デイサービスの仕事は始業と終業の時間が決まっているので、仕事以外の予定も立てやすい。また急な残業も少ないのがありがたい。ただやはり以前よりも給料は減少したので、今はともかく先々に対する不安はどうしてもある。介護の仕事は相手がわかる仕事なので、やりがいがあるものの、収入面の不安はやはり大きいので、スキルを磨いて収入のアップを目指すか、それとも転職すべきか悩んでいます。

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有料老人ホームで働くBさん(20代女性)

介護士への憧れがきっかけ

幼い頃からボランティアなどに興味があり、高齢者施設への慰問などの希望を集ったときには、常に手を挙げていました。しかし、幼いときには介護士になりたいという希望はなく、私は学校を卒業しても、違う仕事についていました。以前は大手の工場に勤務をしており、食品関連で、高齢者の見物なども受け入れていました。そのときに、介護士の方がとても楽しそうに高齢者の方と関わっていて、高齢者の方も介護士の方を慕い、信頼しているような姿を見て、私も高齢者の方と関わりたいと思うようになったのです。

 

それから、高齢者向けの施設の見物が来られる度に介護士への憧れが増して、介護の仕事への転職を意識し始めました。

 

以前から誰かの役に立ちたいという気持ちが強かったため、介護士をしたいと思い、それまでの仕事を辞めて、介護士を未経験者でも雇用してくれるような施設を探しているときに、地元の求人誌を見ているときに、現在働いている介護施設に雇用をされることになりました。雇用をしてもらったのに、やれることは限られており、車イスの使い方から、移乗の仕方など、一ヶ月くらいは初めてのことばかりで、不安で仕方なかったのですが、とても親切に教えてもらい、今に至っています。高齢者の方のサポートをすることで、滞在能力を見出だすこと、更には自分に活花などを教えてくださる高齢者の方との触れあいなど、助けるよりも教えてもらうことが多いことなど、知らなかった介護士の喜びを感じています。

 

介護の仕事は一生涯続けていく

介護職員は私の天職だと思います。時には辛く当たられるかたかなどもいますが、そのような人をどのようにサポートをするか、どのように関わっていくことができるのかを考えることも、自分にとっては喜びなのです。人と関わり、与えるだけではなく教えてもらうことも多い介護の仕事は一生涯続けていくべき仕事であると思っています。介護は人手不足だと言われていますが、誰かのためになりたいと考えている人は介護の仕事は自分を活かすことができる仕事だと思います。

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特別養護老人ホームで働くCさん(30代男性)

のんびり暮らしていければいいな

特養に入職する前は、まったく介護と関係のない通信販売の会社でデータ分析の仕事をしていました。激務で体調を壊し、しばらく仕事ができない状態になりました。とはいえ、生活のために何か仕事をする必要があったので、介護が必要な高齢者とのんびり関わりながら暮らしていければと思い介護の仕事を志しました。

 

前職を退職後はうつ病で約1年間は仕事ができない状態でした。自身の状態を踏まえたうえで、人手不足と言われている介護業界であれば、それほど苦労することなく就職できるかなとの思いもありました。そう決めて以降、まだうつ病は治っていない状態でしたが、介護職員初任者研修を受けました。その上でこの仕事なら無理なく続けられそうだと思いました。また、もともと体育会系の部に所属していたので体力的にもある程度の自信はありました。

 

資格を取得して以降は、実際に働く職場は求人雑誌で自分で探しました。社会福祉法人の方が経営に余裕があり業務内容が楽かなと思ったので、特養を中心に探しました。また、働くうえでできる限り負担が少ない方がいいと考え、自宅から近い特養から順番に面接を受けようと思い就職活動を始めました。その後、たまたま一番最初に面接を受けた特養にご縁があり働くことになりました。

 

金銭的にしんどいがやりがいはある

正直言って、不満に思うことは沢山あります。金銭的にもしんどいと感じることが多いです。今後10年の勤務で手当てがもらえるとの話もありますが、本当に実現するのかわかりません。それでもこの仕事を続けているのは、やはりやりがいがあるからだと思います。日々認知症の高齢者と関わっていると、様々なことを感じますし、自分が必要とされている実感があります。「ありがとう」と言われると嬉しいとも感じます。今後も介護職員を続けたいとは思いますが、実際に続けるかどうかはわからないというのが正直なところです。

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デイサービスで働くDさん(60代女性)

介護職でしか働けない

50歳を過ぎてから2度の離婚をし、3度目に結婚した相手は結婚後5年余りで亡くなってしまいました。その最後の夫は私よりも12歳年上だったので、本来なら夫の遺族年金で過ごせるはずだったのですが、フタを開けて見れば夫は消費者金融の借金と納めるべき税金をかなり滞納していて、無一文どころかマイナスの状態でした。

 

消費者金融の借金の方は夫の死亡と共になくなりましたが、滞納していた税金分は、配偶者にも責任があるとして、毎月少額ながらも返済をしなければならなくなりました。

 

当時は無職だったので、慌てて仕事を探して食品工場にパートとして入社しました。朝早くから夕方までのフルタイム。厚生年金にも入れて時給もよかったのですが、体力的に仕事内容が厳しくて3年目の契約更新前に退職しました。

 

新しい仕事を探しにハローワークに行きましたが、どの仕事も年齢がハードルになります。50歳の後半で採用される仕事が介護職しかありませんでした。幸い、若い頃にヘルパー2級の資格をとっていたので、すぐに就職先が決まりました。

 

仕事内容はデイサービスの利用者のお風呂介助になります。利用者を時間通りに順番にお風呂に入れてあげるのです。でも、お風呂嫌いの利用者もいて、体を洗いながら髪の毛を引っ張られたり悪態をつかれたりしたので精神的にかなりきついのです。また、ありもしないことを面会に来られたご家族に告げ口されて、上司から身に覚えのないことで叱られることも多いのでした。

 

それでも、パートを管理している介護福祉士が仕事の割り振りがしっかりしていればかなり改善されるのですが、その介護福祉士は人の好き嫌いが激しく気に入った人には楽な内容の仕事を、気に入らない人には労力のかかる仕事を割り振るので、仕事の大変さが一部の人だけに偏って職場はかなり不穏な空気が充満していました。

 

私が介護福祉士になれれば、公平に仕事を回すのに…という思いから、思い切って介護福祉士になるため、国家試験を受けました。仕事をしながら勉強して、2度目の試験でやっと合格することができました。

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介護福祉士になったことでパートから正社員になれましたが、介護スケジュールを組んだりすることはできませんでした。介護福祉士もまた看護師の指示に従う存在だったのです。できるのは仕事の割り振りだけ。それも、パートの出勤状態で決めなければいけないので思う通りに行きませんでした。

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パートの頃に感じていた不満は間違いだった。介護福祉士という立場になって初めてその大変さがわかりました。

 

不満に思っていた先輩の介護福祉士の方とは大変さを分かち合って仲良くはなれましたが、職場環境を変えることは難しいことだと悟りました。

 

年齢が若ければ辞めている

年齢が若ければ、正直辞めていたと思います。続けることは、よほどの精神的に強い人しか無理だと思います。或いは、利用者を仕事道具として見て感情を挟まず淡々と仕事をこなせる人しか続かないと思います。利用者も人である以上、相性もあるし、こちらが思ってもいなかったような我儘を言われることもあるし、めったに面会に来ない利用者のご家族が職員の仕事の粗探しをして文句だけ言ってくることも少なくありません。もし、知り合いで介護職を考えている人がいたら、決して勧めないと思います。

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