Majiriki

福祉、介護職、介護を頑張る人のトータルサポートサイト 社会福祉士 介護福祉士 精神保健福祉士

【第7回】介護職員だけが気付いた変化~介護職の専門性~

time 2018/08/05

【第7回】介護職員だけが気付いた変化~介護職の専門性~

Hさんの一件で私は介護職員の専門性を再確認することになりました。介護職員には、看護のように医療知識はありませんが、それと同等の介護としての専門知識と技術があるのです。

 

利用者さんの小さな変化にいち早く気付くことができるのは、日々一番近くでその様子を見ている介護職員だけです。「なんとなくいつもと違う」そのような気付きや感覚を、自信を持って主張するべきなのです。

 

介護という仕事は、無資格・未経験でも働けるところが多く、その専門性が軽視されがちな職業であると思います。そのため、専門資格というイメージが強い看護職が強い力を持っている施設は少なくないように感じます。しかし、介護施設は「介護」を専門とするサービスであって、その組織の中心となるべきは介護職です。介護職員一人一人が、自信を持って自分の感じたことや利用者さんの変化について、声をあげることのできる環境が好ましいのです。

 

Hさんのケースでは、川野君という新人職員の気付きが、Hさんという一人の女性の晩年を左右しました。彼がHさんの変化に気付かなければ、Hさんの身体には麻痺が残っていたかもしれません。介護の専門性とは、この気付きにこそあります。

 

介護職員は、ただ漫然と利用者さんの日々の生活をお手伝いしているわけではありません。

 

「おはようございます。」と声をかけながら、その顔色を確認し、いつもと変化がないか観察をします。食事の介助をしながら、うまく飲み込めているか、むせたりしていないか、どういうものが食べやすくて、何が好きなのかを考えています。いろいろなことを考えながら、いろいろな視点で観察しながら日々の介助をしているのです。

 

そのような日々の積み重ねがあってこそ、いざというときの変化に気付くことができます。これは、他のどの専門職にも行うことのできない、介護職員の専門性だと私は考えます。

 

本当は無資格・未経験で出来る仕事ではないのですが、人手不足の業界では仕方がない部分もあるかと思います。

 

数ある介護施設の職員が皆、その専門性やプロとしての自覚を持ち、誇りを持ってその仕事にあたることができればと願う毎日です。

 

事例で学ぶ介護サービスNG集 (介護のしごとが楽しくなるこころシリーズ)

新品価格
¥864から
(2018/7/6 22:40時点)

事例で読み解く 介護過程の展開 ―根拠に基づく「生活支援」を実践するために

新品価格
¥2,160から
(2018/7/6 22:38時点)

訪問介護事業所困りごと解決Q&A実践対応

新品価格
¥3,000から
(2018/7/6 22:39時点)

sponsored link

down

コメントする






sponsored link