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【こんな時どうする】寂しさが強い高齢者に対する工夫

time 2018/11/12

【こんな時どうする】寂しさが強い高齢者に対する工夫

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【こんな時どうする】寂しさが強い高齢者に対する工夫

病院で介護職員として働いています。高齢者の中には年齢的なものか入院による環境の変化からか寂しさや孤独感が強く、介護者を捕まえては離さない方も多くいます。

 

私が勤務していた病院でも10分おきにベルを鳴らし、「寂しいから来て欲しい」「話を聞いて欲しい」と訴える方がいました。時間に余裕のある時ならいいのですが相手はこちらの都合なんて御構い無し。急変患者が出て、病棟内が大騒ぎしている時ですら容赦なく誰かを捕まえようとします。他の患者さんもいるので、その人に付きっきりになることなんて出来ません。「また後でくるからね」「他の人も待ってるからごめんね」と説明しても、結局10分後にはまた呼び出しのベルが鳴る始末。

 

家族に頻回に面会に来てもらえるようお願いしたり、デイルームで他の患者さんと話をさせようとしてみたりしましたがどれもうまくいきませんでした。本当はあってはならないことなのですが、介護者の方もその患者さんに対する陰性感情が生まれ始め、段々とめんどくさいなぁと思うようになっていました。

 

みんながイライラしながらも何となくその日その日をやり過ごしていた時です。1人の同僚が1冊のノートをその患者さんに手渡しました。そして「みんなあなたと話したい気持ちはいっぱいなんだけど、時間が足りない。交換日記をしてみませんか?」と提案したのです。

 

確かに交換日記なら手の空いた時に返事ができるし、読み返すことでやり取りを振り返ることもできます。初めはその患者さんもピンときていない様子でしたが、とにかく一回やってみることになりました。

 

するとどうでしょう、呼び出しベルの回数が格段に減ったのです。病室でその患者さんはもくもくと日記に向き合い、自身の思いや昔話を綴っていきました。これまで直接は話してくれなかった家族とのことや本当の胸の内、自分の病気に対する思いなども交換日記には記すことができていたのです。

 

わたしたちもちょっとした空き時間に代わる代わるお返事を書きました。他の介護者がその患者さんとどんな風に関わっているのかを知ることもでき、病棟全体の雰囲気も良くなりました。

 

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