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【こんな時どうする】帰宅願望、時には嘘も必要だ

time 2018/10/14

【こんな時どうする】帰宅願望、時には嘘も必要だ

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【こんな時どうする】帰宅願望、時には嘘も必要だ

デイサービスで働いているのですが、利用者のなかにはなぜデイサービスに連れてこられたのか認知症によって混乱されて帰宅願望が強くなられる方が多数います。

 

認知症で帰宅願望は日常茶飯事

説明をして納得して訪れていた方でも、朝は準備をして自ら出掛けようとしているような方でも、時間が経つと「家族が心配する」、「畑に行かなきゃいけない」などの理由を述べて、帰ろうとされる方が多数いらっしゃいます。

 

特にデイサービス終わりがけのおやつを食べ終わった頃になると、まるで知人の家に来ているかのように立ち上がり、「そろそろおいとまします。」と帰ろうとされる方が多数いるのです。

 

そのような方たちにデイサービスの仕組みなどを説明しても、自分はそのような契約はしていないと言い張られるだけで、早く帰らなくてはという気持ちばかりが先走りしてしまい、興奮して荷物を探されるというような方も少なくはなく、おやつ後はいつも数名の方との帰宅願望と戦っています。

時には嘘をつくことも必要だ

帰宅願望がある方には、どれだけデイサービスの仕組みを説明しても意味がありません。

 

そのため、家族が心配するというような人には「四時に家まで送ってくださいと家族から言われています」などと声かけをするようにしています。しかし、介護というのはそう簡単に上手くいくものではなく、「そんなこと私の家族は言わない」と反論されることもあります。

 

しかし、そこでおろおろしてしまうと、嘘をついているとばれてしまうので、人によって接し方は違いますが、家族が待っているという人には、「ご主人がここで待っていてと朝おっしゃったじゃないですか」と押し通したり、夕飯の支度するから帰らないといけないという人には、「娘さんがたまにはゆっくりしてと仰ってここに遊びに来ているんじゃないんですか?」と驚いて聞き返したりすると、「あぁ、そうだった」と返してくれることが多く、嘘をついて安心させています。

 

介護の世界にいると、嘘をつくことが多くなり、それが正しいのか分からなくなりますが、ご利用者を安全に最後まで介護するためには必要なのだと言い聞かせています。

 

 

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