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【現場の不満】幻聴、妄想に振り回されるのは職員も同じです

time 2018/06/15

【現場の不満】幻聴、妄想に振り回されるのは職員も同じです

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【現場の不満】幻聴、妄想に振り回されるのは職員も同じです

 

私の職場は、障害者の方が入所しているグループホームです。入所している利用者様の9割は、精神障害者の方です。毎日働いていて楽しいこともいっぱいあるのですが、ひと月に何度かは、「えっ!」と思うことが起きます。それは、私を楽しませてくれる要素でもあり、疲弊させる要因でもあります。その要因は、「幻聴、妄想」です。

利用者さんにとっては「敵」となる

体調がいい日も、そうではない日も日々、利用者様を支配する幻聴、妄想。その内容がとても周りを和ませてくれることもあるのですが、体調がよくない日はとても攻撃的な内容になり、現実とは違う世界の中で、まさに日頃から接している職員が、利用者さんにとっては「敵」となりうるのです。
いつも大事にしているぬいぐるみをどこかに置き忘れた際は、「あんたが、昨日私がトイレに入った隙に部屋の中に入って、誘拐した!この誘拐犯!私は超能力者だから、すべてわかっている。スパイと手を組んで、私の財産を狙っている!」と本気で怒り、暴言の連発です。さすがに利用者さんの思いに寄り添ったり、同調することはできません。落ち着くまで待とうと思いますが、段々と大声になり、そのうち物にあたりだすこともしばしば。同僚に至っては、手を出されたこともあります。
 
それは、病気がそうさせていると頭では分かってはいるのですが、私も同僚も人間です。冷静さを保とうとするも、内心穏やかではありません。いつになったら落ち着くのかと、いろいろ話を聞きながらも、一緒に探そうと促すのですが、心底疲れてしまいます。

 

女優になりきって乗り切る

それでも、これが私の仕事。この利用者さんがいなければ、私たちの仕事は成り立たないのです。そんなときの私の「自分への対処法」は、女優になりきることです。これは演技、そう、試されているのだと自分も勝手な妄想に入り込むのです。あとは、その利用者さんの妄想に付き合い、一緒に捜索に出ます。その捜索の中で、ぬいぐるみはとてもさみしい思いをしているかもしれないから、犯人を捜すよりもぬいぐるみを一緒に探し出すことを優先しようと促します。相手に寄り添う戦法です。時間が経過し、ぬいぐるみを先に私が見つけたとしても、必ず利用者さんが先に見つけるようにし、見つけた感動を味わっていただくと、先ほどの犯人扱いからなぜか一緒に探してくれた刑事さんへと変わっていきます。いつも、うまく事が運ぶわけではないのですが、これでほぼ乗り切っています。
結局のところは、心で泣いて顔には出しません。やっぱり、最近は虐待など厳しくなっています。ちょっとしたことでも、そう捉えられてしまう可能性はあるので、身の安全を守るためにも、寄り添い、女優になります。そして、今日も頑張ったと自分を褒めてあげています。

 

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