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【第7回】 認知が始まってきた様子のボランティアKさん ~今までと変わらずに~

time 2017/05/01

【第7回】 認知が始まってきた様子のボランティアKさん ~今までと変わらずに~

 その翌日、活動日だったためKさんが社協に訪れていました。お昼休みにトイレで会ったため、私は「Kさんって息子さんと2人暮らしなんですってね。こういう活動もしながらおうちのこともやったり、大変じゃないですか?」と聞いてみました。

すると、「すぐ近くに妹が住んでてね、私がこうやって外に出ている日なんかは家のこと手伝いに来てくれたりしてるのよ。今日も来てるの。」と話してくれました。

 それを聞いて、私はKさんが社協で活動中にKさんの家に電話をしてみることにしました。妹さんと話がしたいからでしたが、息子さんが出たら息子さんと話そうと思っていました。Kさんはボランティア登録をした際に自宅の電話番号を記載していたため、そこから連絡をとることができました。

 数コールの後、女性が電話に出ました。案の定、Kさんの妹さんでした。私は突然お電話を差し上げたことを謝罪し、社協内やKさんの活動するグループ内で最近のKさんについて少し気になることがあるという話をしました。

すると妹さんも、「やっぱりそちらでもそうなんですか。私も最近お姉ちゃん少し変だなと思っていて、だから家のこととかを手伝いに来ているんです。」と話してくれました。

 一度受診をした方が良いのではないかと思っていること、最近では良い薬も多く開発されており、早い段階から服用することで今までと変わらぬ生活をより長く送ることもできることなどを伝えました。

 後日、Kさんは例の「血圧作戦」で、妹さんと共に病院へ行くこととなりました。「アルツハイマー型認知症」と診断され、薬も服用することになりました。ご本人にはまだ診断名を告げておらず、少し血圧の薬を服用するようになったと説明しているが、折を見て話そうかとも考えていると妹さんから聞きました。

 息子さんにも妹さんから話をしたところ、受け入れ難い様子ではあったが息子さんもKさんの変化は目の当たりにしていたため、自分にできることはするという気持ちをもって協力してくれているとのことでした。

 Kさんは今も変わらず週3日ほど、社協に来てボランティア活動をしています。相変わらずしょっちゅう物を失くしているようで私も時々一緒に探したりもしますが、会の中でも大きなトラブルなどは起きていないそうです。

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