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【第5回】 認知が始まってきた様子のボランティアKさん ~同じボランティアグループのHさん~

time 2017/04/27

【第5回】 認知が始まってきた様子のボランティアKさん ~同じボランティアグループのHさん~

そこで私は、まずKさんの活動するボランティアグループのリーダーの女性、Hさんに話をすることにしました。ある日の活動後、少しだけ時間をとっていただき、最近の活動はどうですか?という話から始めました。

 すると、Hさんの方からKさんの話題が出ました。「活動は変わりなくやっているんですけどね、Kさん…なんだか最近少し気になるのよね。」

 やはり気付いているな、と思いながら、「気になるというと?」と掘り下げて聞くと、「なんだかぼんやりと考えごとをしているようなときがあったりね、本の朗読も前回すでに録音したものをまた録ろうとしたり、あとなんだかこの頃物をよく失くすのよ。この間は携帯電話がないって録音室を2人でさんざん探して、結局家にあったらしいのよね。もともと持ってきてなかったのよ。でも、探しているときには絶対持ってきたって言っていたのよね…。みんな、最近Kさんどうしたのかしらって言っているのよ。」と話してくれました。

 知らないところでいろいろと症状は出ていたようです。そしてやはりメンバーの方々も異変に気付いていました。私たち職員よりも一緒に活動しているメンバーの方がKさんと過ごす時間は長いので、考えてみれば当然です。

 「私たち職員も最近少し気になっていて、実は今日はそのことをお話ししようとお時間をいただいたのです。おそらくまだ病院にも行っていないと思うので、Kさんに何が起きているのかはわかりませんが、前とは少し違っているのは確かです。ただ、別に特別なことではありません。今までしてきた活動ができなくなるというわけでもないと思います。私も時間をかけてKさんと今後もお付き合いをしていきたいと思っていますし、機会があればご家族さんにもお話したいなと思っています。ボランティアグループの皆さんには、どうか今まで通りに接していただきたいなと思うのです。何か失くしてしまったり探し物をしているときには、否定したり突き放さずに話を聞いてあげてください。それが難しいときにはいつでも教えてください。私たちも全力でサポートします。」

Hさんにはこのようにお話ししました。

 

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