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【過去問解説】 第29回 社会理論と社会システム 15問

time 2017/10/22

【過去問解説】 第29回  社会理論と社会システム  15問
2017年 – 第29回 – 社会理論と社会システム – 15問

次のうち、所得格差を示す指標として、最も適切なものを1つ選びなさい。
①エンゲル係数
②ジニ係数
③幸福度指数
④貧困線
⑤GDP

知識を問う内容ですが、簡単であり必ず得点したい問題です。
単語が全くがわからなくても問題文と照らし合わせて考えてみると、幸福度指数や貧困線が所得格差に結びつくとは考えにくいので、
エンゲル係数とジニ係数、GDPに絞ることは出来ると思います。3分の1です。いざとなったら運に頼るしかありませんが、この状況は避けたいところです。
とりあえずは基本的な用語として覚えてしまいましょう。
×①エンゲル係数

家計の消費支出総額中に占める食料費の割合であり、一般に、この係数が高いほど生活水準が低いとされる。
ドイツの統計学者エンゲルが、19世紀中ごろのベルギーの労働者の家計調査に基づいて、所得水準が高い家計ほどこの係数が低くなる傾向があることを発見し、生活水準を表す一つの指標として用いられるようになった。
2016年の家計調査速報によると、エンゲル係数は2人以上の世帯で前年より0.8ポイント上昇して25.8%となった(1987年以来29年ぶりの高水準)。
1970年には34.1%でしたが、徐々に低下し、2005年には22.9%となりました。しかし、2013年以降は上昇に転じました。

〇②ジニ係数

イタリアの統計学者ジニが考案した、所得・資産分配の不平等度などを示す指標です。
0と1の間の値をとり、値が1に近づくほど不平等度が高くなります。
日本では、厚生労働省が約3年ごとに「所得再分配調査」を発表しています。
年金などの社会保障制度や消費税などの租税制度によって、所得の「再分配」を把握するためであり、
「再分配前」と「再分配後」の2種類のジニ係数が発表されています。
2016年では、再分配前は「0.5704」であり、前回調査より悪化、再分配後は「0.3759」であり、前回調査より改善しています。

×③幸福度指数

幸福度に関する指標です。
「幸福度に関する研究会」が内閣府に設置され、2011年12月に「幸福度に関する研究会報告―幸福度指標試案―」が公表されました。
幸福度を具体的に見えるように表したものであり、個々人の「幸福」をある程度、地域、時系列で比較可能にした評価のためのツールである。

×④貧困線

貧困に関する指標です。
貧困線を提唱したのはロンドンにて貧困調査を行ったブースだが、より科学的に貧困線について規定したのはイギリスの社会学者ラウントリーであり、
貧困線以下を第1次貧困、貧困線をわずかに上回る貧困を第2次貧困と呼んで区別しました。

※国民生活基礎調査における貧困線の算出方法
貧困線とは、等価可処分所得(世帯の可処分所得(収入から税金・社会保険料等を除いたいわゆる手取り収入)を世帯人員の平方根で割って調整した所得)の中央値の半分の額をいいます。

×⑤GDP

Gross Domestic Product:国内総生産
国内で新たに生産されたサービスや商品の付加価値の総額のことを指しており換言すれば、
日本国内において、働いて稼いだ金額の合計のことです。
客観的な測定が困難な家事労働や公害被害などはGDPに含まれません。
GNPと混乱しない様にしましょう。

GNP
Gross National Product:国民総生産
日本人が生産した付加価値の総額であり、GDPとは異なり日本人が海外で生産した価値もその中に含まれます。
ただし、日本国籍を持っている人でも海外に2年以上滞在していたらGNPには含まないなどの規定はあります。

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